最後の試合。

Contributed by LUKE magazine

Pick-up a day / 2018.06.02

6月1日に「スラムダンク」の新装再編版が発売された。
何やら全20巻に再編集されていて、タイトルごとに物語が完結する内容になっているみたいだ。
しかもカバーイラストは井上雄彦氏が新たに書き下ろしたものだという。




普段あまり漫画を読まないオレが、「スラムダンク」は擦り切れるほど読み返した。
読む人ごとに印象に残ったシーンがあると思うんだけど、オレはやっぱり最後の湘北高校vs山王高校戦が一番記憶に残っている。
前評判の低かった全国大会初出場の湘北高校と前回大会で優勝している王者、山王高校との試合。キャラクターそれぞれの感情や想いが丁寧に描写され、その想いがひとつになって、湘北高校にパワーと勇気を与える。例えば湘北高校のキャプテン赤木にエールを送った陵南高校の魚住。大声をあげて声援を送った海南高校の選手たち。犬猿の仲である主人公の桜木花道の闘志をずっと奮いたたせ続けたチームメイトの流川。
井上氏に描かれたキャラクターすべての想いがあの最後の試合にエネルギーを与え、スラムダンクでもっとも劇的な試合のひとつとなった。

王道のストーリーだったらきっと全国優勝して終わるだろう。
でも湘北は、2回戦で優勝候補の山王に勝ったのに、3回戦でぼろ負けして終わる。
その終わり方も当時のオレにとって斬新だった。

こんな最後ってアリなんだ!?って。

バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズで戦った最後の試合も、それはもう劇的だった。スーパースターっていうのは必ず最後に驚くようなドラマを起こすんだな。



同じように「最後の試合」は必ず記憶に残ってる。
中学の部活での最後の試合も、高校での部活での最後の試合も。
負けた悔しさと、仲間たちと何かに向かって頑張るということが終わってしまう寂しさと。弱小チームだったから記憶に残る劇的な試合なんて全然なかったけど、最後の試合だけは全部忘れられない。

More later, my friends.

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マイケル・ジョーダンのシカゴ・ブルズでの最後の試合からちょうど20年。当時のユニフォームが蘇ります!

マイケル・ジョーダンのシカゴ最終戦を記念する限定版ブルズジャージが発売!




1998年6月14日、ユタ州ソルトレイクシティで、マイケル・ジョーダンが終了5.2秒前に決めたジャンプシュートによって、ユタジャズ戦での勝利に加え、ブルズのタイトル、レガシーと伝説が築き上げられた。
その20年後となる2018年6月14日、そのMJのシカゴの最終戦を記念して、10話に渡るESPNフィルムとNetflixドキュメンタリーシリーズ”The Last Dance”(日本展開未定)と、特別エディションのマイケル・ジョーダン・ブルズジャージが発表される。





6月14日に発売となるジャージは、スイングマン・バージョンのブルズのホームとアウェー、また7月1日に(最後のショットの時に着用されていた)オーセンティック・アウェーの3つの展開。それぞれのジャージには、ナイキコネクトテクノロジー(NikeConnect technology)が搭載されており、2019年の“The Last Dance” のシリーズ発表の前に一部のコンテンツにアクセスできるようになっている。“The Last Dance”は、スポーツの歴史の中でも屈指のアイコンであり、偉大な支配力を擁したマイケル・ジョーダンと90年代のシカゴ・ブルズの足跡を綴るもので、これまで未公開の1997-98シーズンのチャンピオンシップまでのチームの道のりや、ジョーダンを始め、チャンピオンの地位を獲得した当時のブルズの主要人物、バスケットボール界内外の有名人のインタビューなども含まれている。

特別エディションのブルズ・ジャージの売り上げの一部は、非営利団体のFriends of the Childrenに寄付される。
(※この団体は、貧困地域にある学校の4歳から6歳の社会的に恵まれない立場にある幼児や児童を対象に、里子養育システムから選んだプロの助言者に給料を支払い、子供達が卒業するまでサポートしてもらう仕組みとなっている)

お問い合わせ:0120-6453-77 (NIKE カスタマーサービス)

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