New Orleans

アメリカ南部にどっぷりと浸るニューオリンズ。

Contributed by anna magazine

Local / 2017.11.15

ニューオリンズって聞いたことあるけれどどんな街なの? もし少しでもそう思ったのならそれはニューオリンズを訪れるチャンスだと思う。この際、そう思い込んで行ってしまおう。この街を体験したら一生の思い出に残るから。



2005年にはハリケーン・カトリーナという台風に街が襲われ未曾有の被害に襲われたのを覚えている人も多いはず。街の郊外のほとんどは湿地帯で北側にはポンチャートレイン湖があり、街を挟んだ南側には蛇行してミシシッピ川が流れている。そんな独特な気候や条件がこの街を個性的にしているのだ。1718年にフランス人により設立されたこの街は当時フランス領だった。それが1803年にはアメリカ合衆国に売約されるという少し面白い歴史がある。街の中心にあるフレンチクオーターと呼ばれる地域の建物はアメリカに売却される前に建てられたものが多く残っていて、バルコニーのある建物を眺めているとアメリカとは思えない風景が不思議に感じられる。



そしてこの街を訪れたらまず体験してもらいたいのが、ケイジャン料理。ニューオリンズ周辺の郷土料理で、ジャンバラヤやガンボスープなど、お米、豆、野菜と地元の川や沼で採れるザリガニやエビ、ワニやカエルなども食用として料理することがある。



そしてニューオリンズといえば音楽の街。ニューオリンズ・ジャズ、ブラスバンド、セカンドライン、ファンクなど街中にはたくさんのライブハウスやバーが建ち並び、さまざまなところから生演奏の音が聞こえてくる。バーに入らなくとも街角でブラスバンドを演奏する若者たちも多く、ストリートパフォーマンスを楽しむことができる。眠らないニューオリンズを体験しよう。

写真:Ken Goto/文:竹村卓

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