原宿のストリートシーンを牽引する新たなホットスポットが誕生

Stüssy Harajuku Chapter Reopen

原宿のストリートシーンを牽引する新たなホットスポットが誕生

Contributed by Takashi Suzuki

Local / oct.01.2018

9月22日、ブランド創立35周年を迎えたストリートブランドの雄「Stüssy」の旗艦店「Stüssy Harajuku Chapter」が装いも新たにリニューアルオープンした。今年の6月からリニューアルに向けてクローズしていた同店。満を持してこの地に再来を果たした。

1980年に南カリフォルニアに誕生した「Stüssy」。その後、ニューヨークやロサンゼルスを始めとする世界の様々な主要都市に直営店を設け、多様なアートやカルチャーと相互に繋がりながら新しい価値観を創出してきた。現在では、日本でも北は北海道から南は沖縄まで、全国に50店舗以上を展開している。数ある店舗の中でも、原宿の旗艦店は特別な存在だ。90年代の裏原ブームを牽引してきたブランドの一つでもある同ブランド。爆発的ブームはこの地から始まったと言っても過言ではないだろう。そのせいもあってか、原宿のストリートファッションの歴史とともに時を歩んできた同店のリニューアルは、とても感慨深い。オープンしたばかりの店舗に足を踏み入れると、ブランドの新たなスタートを予感させる、洗練された空間が広がっていた。

店舗は、原宿の中心に位置するビルの1FとB1Fの二層構成。1Fは「キオスクスペース」とポップアップなど催事にも対応可能な「エンプティスペース」、B1Fは大きな天窓から自然光が差し込む「ストアスペース」という構成。空間は荒木信雄氏が担当し、ビビッドなネオンイエローが映える80年代をイメージしたアイコニックな什器により1FとB1Fを繋いでいる。

1F 「キオスクスペース」

1F 「エンプティスペース」

B1F 「ストアスペース」
ネオンイエローのサークルには限定アイテムが並ぶ。

Skate Posse Harajuku Tee | Black, Raspberry, Blush, Natural | ¥7,000+tax
今回のリニューアルを記念して作られた限定T-SHIRTS。ヴィンテージ加工を施した独特な風合いが◎。


B1F 「ストアスペース」
棚には今季の一押しアイテムがピックアップされ、ディスプレイされている。

秋のマストアイテムといえばスウェット、ロゴものからプリントものまで充実のラインナップ。

Harajuku Palm Vase | Mint Green | ¥7,800+tax
「Stüssy Harajuku Chapter」限定カラーのヤシの木型のセラミック製花器。

日本先行発売となるPORTERとのコラボアイテム。
シンプルでありながらもグッとくるカラーリングとデザインから「Stüssy」らしさを感じられる。

今季のラインナップがずらりと並んだラックスペース。
お気に入りの1着を心置きなく選ぶことできる。

Harajuku Ltd. PaisleyCollection
原宿店限定のペイズリー柄を使用したスペシャルアイテム。デザインは、NOMA t.d.のテキスタイルデザイナー野口真彩子氏が手掛けた。

上下のフロアともにゆとりのある空間で、ゆったりと買い物を楽しむことができる。B1Fのネオンイエローのフレーム内には、毎回限定アイテムが並ぶ予定なので要チェックだ。原宿に新たなホットスポットとしてこれからも目が離せない。



また、リニューアルを記念して、9月21日にはオープニングレセプションが開催された。
会場では、ドランムンベース界のレジェンドDJ GOLDIEがプレイを披露。
パーティーは、時が経つにつれ熱を増して盛り上がりを見せていた。

















パーティーは、終始大盛況のうちに終了。「Stüssy Harajuku Chapter」の新たな門出を祝った。

最後に、空間デザインを手がけた建築家の荒木氏からのメッセージをオフィシャルブログから抜粋してご紹介したい。

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「蛍光にあこがれて」

地味なものが好きだ。なんとなくそう思って生きてきた。が、『STÜSSY Harajuku』の仕事の依頼を受けた時、僕が若い頃に着ていた蛍光文字の施されたTシャツを思い出していた。たぶんそれは、10代の頃に浴びていた明るい陽射しを思い出す感覚と似ている。STÜSSYとそれとは、一見結びつかないようだけど、直感的にそう思った。理由はわからない。理由なく、ただただその光にあこがれ、この店を想った。

この店は、原宿のど真ん中に佇むビルの1階と地下1階の2層からなり、主に3つのスペースで構成されている。元々、通りに面し風除室だったスペースの「キオスク」。その奥の1階部分は、今後のいろんな企画にも追従する「エンプティスペース」。そして、その奥にある階段をつかい、地下1階には、STÜSSYの商品が揃う「ストアスペース」。「通り」ー「キオスク」ー「エンプティ」ー「ストア」というグラデーションが、この店の特徴となっている。そして、その空間全体に『落款』的蛍光色を散りばめた。その理由は、まだわからない。もしかすると、それは、若さへのあこがれかもしれない。

この店は若さへのリスペクトからできている。そしてSTÜSSYの未来へ。

建築家 荒木信雄/ アーキタイプ

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荒木信雄
1967年熊本生まれ。1990年西日本工業大学建築学科を卒業。 その後、1997年The Archetype設立。 現在、西日本工業大学客員教授。〈ザ・コンビニ〉の空間デザインを手がけるほか、〈Ginza Sony Park〉プロジェクトメンバーとしても参加。主な作品に〈吉本興業株式会社 東京本部〉〈Kaikai Kiki元麻布〉〈SOPH.TOKYO〉など。

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