Another Side of「OUTSIDE CALIFORNIA」

Another Side of「OUTSIDE CALIFORNIA」

カリフォルニアとビーチライフ。♯1/2

Contributed by anna magazine

People / aug.13.2018

「カリフォルニアとビーチライフ」


おととしの春、anna magazine編集部は、フォトグラファー小尾淳介氏の初の写真集『OUTSIDE CALIFORNIA』の制作に携わった。1979年頃にカリフォルニアに渡り現地で写真を学び、1989年に帰国してからも20年以上に渡ってカリフォルニアを撮影し続けてきた小尾氏。写真集の中で小尾氏は、「1979年に、初めて行ったカリフォルニアはすごくかっこよかった」と話していた。彼の独特なフィルターを通して見るカリフォルニアはまるで映画の中の世界のようだった。膨大なアーカイブの中から写真集用に何度もセレクトを繰り返したけれど、その魅力的な写真を一冊の写真集の中だけに収めきることは難しかった。そこでこの連載では、写真集に載せきれなかった写真たちと小尾氏のそれぞれの写真への想いを “ANOTHER STORY OF「OUTSIDE CALIFORNIA」”と題して、少しずつ紹介していく。






アメリカに来て一番最初に行ったビーチはサンタモニカビーチ。

日本人にもよく知られたビーチで、「日本人にカリフォルニアといえば?」と問いかけたら「サンタモニカ」って誰もが答えるくらい象徴的なビーチだよね。“とにかく、だだっ広い!”それがカリフォルニアのビーチの率直な感想だった。ピアとライフガード小屋。どのビーチにも必ずピアがあるとは限らないんだけど、カリフォルニアのビーチを語る上で、この2つは絶対に欠かせない。ライフガード小屋って普通は海の安全を監視していると思うけど、たいていの場合、ライフガードはいない。実際のところはね。





サンオノフレビーチは、カリフォルニアらしいゆるさが心地いい

サンオノフレステイトビーチ。州で管理しているステイトビーチで、ステイトパーク内にある。ハンティントンビーチシティとサンタモニカビーチシティは市が管理しているから誰でも入れるんだけど、サンオノフレはお金を払って入るから他のビーチとは違って少し格の高いビーチって感じで。特別感がある。ゲートでお金払ったらチケットもらうんだけど、それがアメリカの映画館のチケットと同じ。よく来る地元のサーファーの車の窓を見るとチケットがいっぱい貼ってある。ローカルにとってはなんでもない話なんだけど、それがカリフォルニアっぽい。変な人も出入りしないし、ステイトレンジャーがビーチを見回っているから安心して過ごせる。ここはアメリカでは珍しくお酒が飲めるビーチで、それもあってみんなゆっくり過ごしている。









カリフォルニアの象徴、ピア

ピアは船着き場なんだけど、実際に船がついたところは見たことはない。どのピアも突端には釣り人がいる。アメリカで釣りをする場合はライセンスが必要で、許可証を買わなければいけない。貧しい人たちでも長期間の許可を買って釣りをする。でも誰もライセンスをチェックしたりはしない





次回も引き続き、ビーチの話。



PHOTOGRAPHER:JUNSUKE OBI
1961年生まれ。1979年に渡米。1981年頃よりLos Angelesで写真を学び、1985年頃からフリーカメラマンとして活動を開始する。1989年帰国、日本に拠点を移す。現在もフリーとして数多くの雑誌・広告・カタログを中心に活躍している。
http://www.obijun.com

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