HERSELF #2

Contributed by anna magazine

People / nov.30.2018

キャラクターやアイデンティティは大切だ。
でもその“自分自身”は、誰かから無意識に押し付けられたものになっていないだろうか?いま当てはめられている社会のカテゴライズから離れて「自分ってどんなひとだっけ?」と考えてみる。
自分で自分をまっすぐに見つめ直すのは難しくても、大好きな“あのこ”のなかにだったら見つけられるかもしれない……。


ここでは、自分が気になる作品のヒロインや、作中のセリフを通して浮かび上がる、いろんな“Herself”をご紹介します。



case.2
今井美奈(ウェブディレクターアシスタント)
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アメリ・プーラン(映画『アメリ』)

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Q1. あなたのことを教えてください。
1992年生まれ。大学卒業後、大手IT会社でシステムエンジニアとして働いたあと、本当にやりたいことはこれだ!と一念発起しウェブデザインの仕事へ。デンマークと日本のハーフというルーツを持ち、デンマークの魅力を伝える情報サイトをひっそり運営中。ヒュッケや絵本、旅行、語学が好き。

Q2. あなたにとってのヒロインは?
映画『アメリ』のアメリ・プーラン。



アメリ・プーラン

アメリが楽しみなことは、
クレームブリュレの表面をスプーンで割ること。
サンマルタン運河で石の水切りをすること。
神経質な元教師の母と、何に対しても無関心な元軍医の父の間に生まれ、
小さな頃から独特の性格の持ち主だった。



Q3.彼女のどんな部分が自分と重なりますか?

内気で、自分は人付き合いが上手じゃないと感じているところ。あとは空想が大好きなところかな。自分と人は感覚が違うのかなぁって昔からぼんやりと感じていたので、そんなところがアメリと重なりますね。


Q3.あなたにとってアメリはどういう存在ですか?

人と違うことを肯定してくれた存在かな?私、デンマークと日本のハーフなんです。見た目もすごく外国人だから、みんなが同じ制服を着て、同じ行動をしなきゃいけない高校生活の中にいると目立っちゃうと感じていたときがあって、それがすごくストレスでした。多分、みんなに合わせることに人より気を使っていたように思います。


Q4. 心に残っているセリフを教えてください。



Q5. なぜそのセリフを選んだんですか?
アメリは自分の世界をちゃんと持っている女性。それはすごく素敵なんだけど、この映画はアメリ自身が自分の世界だけに閉じこもってちゃダメで、周りの人と関わらないと自分は幸せになれないと気付いて変わっていくという話だと思うんです。アメリが変わることで世界も変わっていくんですね。そのときアメリが言うセリフがこれ。「そうだ、シンプルなんだ!」ってなんだかすごく納得しちゃって。自分の今までを振り返ると、大学でフランスへ留学したときも、ずっと夢だったウェブディレクターの仕事を始めてからも、いつも「誰かと関わるから幸せなんだ」ってシンプルに思いながら、過ごしてきた気がします。


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movie data

『アメリ』


少女の頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)。
古いアパートで一人暮らししながらモンマルトルのカフェで働く彼女は、他人を少しだけ幸せにするお節介を焼くのが楽しみ。
そんなある日、遊園地のお化け屋敷とセックスショップで働く不思議な青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)に出会う。
彼の、スピード写真のブース周辺に捨てられた写真をストックしたアルバムを拾ったアメリは、
悪戯を仕掛けようとするうち、ニノに恋してしまう。
しかし内気なアメリは恋に真正面から向き合うことができず、かくれんぼのような駆け引きが続くのだが、
やがて素直になり、ニノの腕の中に飛び込んで自分の幸せを見つけるのだった。
(出典:Movie walker


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profile


今井美奈



1992年生まれ。ウェブディレクターアシスタント。
Instagram:@mina_susanne


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