GIRLS, GO WEST! #13

廃墟の中のレストラン。

Cuba 5/9

Photo&Text: Kana Oya

Trip / aug.16.2018

モデルとして活躍するかたわら、インスタやYoutubeなどで自身のパーソナルなライフスタイルや旅の経験を発信し続ける大屋夏南さんの旅連載「GIRLS, GO WEST!」。第二弾は、キューバ編です。大屋さんの独特の切り口で、旅を通じて感じたキューバの魅力を綴った全9編を毎週木曜日にお届けします。

「GIRLS, GO WEST!」#13 - Cuba

Photo by Hiroaki Fukuda

次から次へとクラシックカータクシーがやってきては客が降りていく。

その建物は一見するとこんなところにレストランが? と思ってしまうような廃墟で、そこにドレスアップした人たちがどんどん入っていった。

宮殿のような階段を上って2階に行くと、電気の配線が裸で走っているところに仰々しいシャンデリアが吊り下がっていて絶対的な違和感があるのになぜかかっこいい。



以前は窓であっただろうという場所にガラスはなく、建物の骨組みだけ残された形だ。

もうひとつ階段を上がると急にレストランが現れ、中に入ると美しいパターンのタイル張りの床と気の利いた内装がヨーロッパに来たのかと錯覚する。



席に着くと外から入り込んでくる夕方の風が気持ちいい。

なかなか忙しい時間を過ごしたマイアミから移動が続き、なんだかやっと落ち着いたねと3人で乾杯した。

キューバでの食事には期待しないほうがいいと散々言われ覚悟はしていたがその必要は全くなかった。

あれだけ言われたので私たちがラッキーだったのかはわからないけれど、滞在中に食べたものは全て美味しかった。

キューバンサンドイッチからイメージして肉料理が多いのかと思っていたけれど、海が近いためシーフードのオプションも多くペスカトリアンの私は苦労しなかった。

強いて言うなら生野菜にはあまり期待しないほうがいいのかもしれない。

日が暮れ始めピンクとオレンジの間の空は綺麗なブルーに変わり、そこから真っ黒になった。

街灯が少ないため夜はハッとする暗さだ。

デザートまでしっかり楽しんでからビルの屋上にあるバーに上って街を見渡してみたがやはり電気のついている建物は少なかった。

天井が高いこの建物の屋上は6階ほどの高さで、そこからかなり先まで見える。

オールドハバナにはホテルやデパート、国の建築物を除いて4階以上の建物はあまり見当たらない。
少し先に電気のついたルーフトップバーを見つけ、二軒目はそこにすることにした。



レストランから歩いて5分ほどのそのバーに行き、大きく括れば同じ業界とも言える私たちだが、それぞれ職種の違う3人で仕事の話になった。

旅を共にすると普段の生活とは関わり方が変わるため、ぐっと距離が縮むのは友達と旅をする醍醐味の1つだと思う。

東京ではなかなかすることのなさそうな熱量のある会話を楽しんだ。




過去記事はこちら↓
〈香港編〉
GIRLS, GO WEST ! #1 「はじめての香港」

GIRLS, GO WEST! #2「Art Basel」

GIRLS, GO WEST! #3「海をまたいだ友達」

GIRLS, GO WEST! #4「マッサージ屋の選び方」

GIRLS, GO WEST! #5「幸せになるためには」

GIRLS, GO WEST! #6「過程を楽しむ」

GIRLS, GO WEST! #7「出会い」

GIRLS, GO WEST! #8「香港とは」

〈キューバ編〉
GIRLS, GO WEST! #9「念願のキューバ」

GIRLS, GO WEST ! #10 「サバイバルモード」

GIRLS, GO WEST! #11「ヒトメボレ。」

GIRL, GO WEST!#12「優しいキューバの人たち」

◯プロフィール
Hiroaki Fukuda
神戸生まれ、ボストンと神戸で育ち、ニューヨーク在住中、独自の方法で写真への情熱を追求。2011年から東京を拠点に、国内外で活躍中。
HP:http://hiro.photo
instagram:https://www.instagram.com/hirozzzz/



Tag

Writer