GAP MOMENT. / anna magazine

By / may.28.2019

自分のなかにある多面性を肯定することが大切。


海外の音楽フェスでも注目される「yahyel」でドラマーとして活躍するほか、数々のバンドのサポートドラムも担当する大井一彌さん。彼にとっては、どのバンドも自己表現をするためには欠かせないもの。

「そもそも人格ってひとつではないと思うんです。だから関わるチームによって、自身を変化させていくというよりは、自分のなかにある多面性を増幅するという感覚ですね。だから無理なく、どんな時でも自分らしさを出すことができます。」

ドラムを始めたのは中学3年生。初めて触れた時からその世界に魅了され、今も変わらず強い愛情を持つ。そのため、10年経った今も、日々の基礎練習は欠かさない。

「ドラムって、音楽の根源的なものが一番宿っている気がする。例えば目の前にある机をアフリカ人が叩くのと沖縄の人が叩くのでは、全く違うリズムになると思うんですよね。そんなところに人間性や物自体の原理を感じます」

将来は自身のフィルターを通したドラム音を世界に切り売りしたり、ブランドとして確立させたいとも話す。



「音楽に関わっていて、緊張することもあるし、逆にワクワクする時もある。僕にとってはどちらもありのままの自分。情報もモノもなんでも揃う日本で育ってきて、ひとつのものに関して明るく考える自分と、暗く考える自分のどちらも共存している気がする。その多彩な思想を同時進行できる感覚は、現在ならではだと思いますね。」


大井一彌/1992年、神奈川県生まれ。高校時代からバンド活動を始め、音大に進学。2015年にはロックバンド『yahyel』『DATS』にドラマーとして加入。国内外のフェスや音楽シーンで注目される存在に。バンド以外にも、アーティストのサポートドラマーとしても幅広く活動する。


Photograph: Kento Mori
Styling: Kumiko Sannoumaru
Hair & Make: jiro for kilico


GAP MOMENT. そのままが、かっこいい。
TOPページ

 







 



 

Tag

Writer