「個性」ってなんだ?

What is your color?

「個性」ってなんだ?

Photo&Text:三島虎之介

People / 2022.12.16

Luke magazine special contents #9
今、僕たちが考える「個性」のこと。


多様な価値観に触れる機会が多い今、「個性」という言葉の捉え方もさまざまだ。自分を奮起させるポジティブな言葉にもなれば、時に自分を惑わせる言葉にもなる。今回は服飾専門学校で日々自分らしさと格闘する17名の学生が、「個性」について改めて考えてみた。10代と20代のはざまに生きる学生たちの素直な言葉たち。「個性」ってなんだっけ?




Show understanding without denying
否定せず理解を⽰す


ねぇねぇ!最近、何かと「ダイバーシティ」とか「ジェンダーレス」と⾔う⾔葉を良く
⽿にするよね~。それに関連してさ、「個性」と⾔う⾔葉も使うよね~。そこで今⽇は、
「個性」と⾔う⾔葉について考えてみたの!とらの頭の辞書に載っている個性と⾔う⾔
葉の意味とか、それに対する想いを特別にお披露⽬しようと思うよ。もし、最後まで読
んでくれたら嬉しいな。

まず初めにとらにとって個性とは、何かについて話すね。

とらは、その⼈の⼈となりを表す⾔葉であり、時には⼈を勇気づけるが、時には⼈を傷
つけてしまうこともある⾔葉であると考えているよ。みんなは、どう考えていたかな?
近かったかな?それとも、遠かったかな?

例えば、この⾔葉を使う時に「あなたの個性的なファッション可愛いね・かっこいいね」
や「その個性を⼤切にするんだよ」と⾔うような伝え⽅をすれば、⾔葉を発した相⼿を
喜ばせたり、勇気づけたりできるよね。逆に「あなたには個性がないね」と⾔うように
使ったり、「個性的すぎて怖い・受け⼊れられない」などと⾔うように表すこともでき
る。この場合は、相⼿を傷つける場合があると思っているよ。

つまり「個性」と⾔う⾔葉は表裏⼀体であり、とても扱いが難しい⾔葉であると思う。
とらは、相⼿の個性を「そんな⼈もいるよね」と⼀度受け⽌め、理解を⽰すことが最重
要であると思っている。そこで、受け⽌めることなく反発をすると相⼿の⼈間そのもの
を否定することとなり、とても嫌な気持ちにさせる。その規模が⼤きくなると単なる⼈
と⼈とのすれ違いから、⼤勢の⼈を巻き込むような規模へと発展してしまう。

その良い例として、近年顕著にみられる「SNS炎上」や「紛争」に繋がっているはず。

そんな良くも悪くも⼒をもつ⾔葉「個性」。とらは、この⾔葉を普段の何気ない会話で
よく使うんだよね。これを読んでくれている、みんなもよく使うかな?ちょっと思い出
してみて!何気ない会話だからこそ、使うときに気を付けていることがあるんだ。それ
を話すね。もしかしたら、参考になるかもね!

とらは話す時、「個性が光っているね」とか「個性的でかっこいいね」と個性と⾔う⾔
葉にポジティブな印象のある⾔葉を付け加えて使っているよ。そうすることで受け取っ
た相⼿が嫌な気持ちをすることなく、会話ができる。⼤したことではないけれど、この
⼀⾔がとても⼤切だと思っているよ。

この個性と⾔う⾔葉に限ったことではないけれど、⼈と会話をする時は、⾃分の考えや
意⾒を伝えるだけではなくて、相⼿の気持ちや反応を⾒て会話をする意識をしているよ。

とらもまだまだ、相⼿の気持ちを考えた⾏動が必ず、できているとは思っていないから、
これからもこの意識を忘れずに⼈と関わっていきたい。







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