求めない

Miyu Fukadaのわくわく脳内日記 #59

求めない

Contributed by Miyu Fukada

People / 2023.01.09

バルセロナから帰国し自身のアーカイブを目の当たりにして、次へのステップがフツフツと湧いてきた写真家Miyu Fukadaさん。納得の行く選択をし人生を選ぶ、彼女の脳内日記をお届け。

#59

「求めない」

新年抱負というのはなんとも苦手だ。

新年だからとか 
まーなんとなく
背筋を伸ばして新しい気持ちで新年を
スタートさせるのは
大切かな とは思うけど
(ダラダラするより一回掃除したりしてけじめをつけるとか そういうこと)

新年だから
今年こそはこれやりたい
とか 

なんてことは
ここ数年ない。

去年でも
今年でも
来年でも

いつも願うのは
自分らしく一年 いや 毎日を過ごしたいということ。


大晦日の夕焼け


新年に意気込んで色々目標を掲げても
達成した記憶がないし(笑)
それなら日々の生活で何かを心がけたり
意識したり
それが私にとっては大切な気がする。


新年の近所の餅つきにて


今年 最初に読んだ本は

「求めない」
という本。

本というよりかはさらっと読める
詩集みたいなもので、
でも本質がシンプルに詰まっている。

社会や
仕事
他人
友達
家族
パートナー
そして自分に
〜だったら
〜してほしい
〜の方がいいのに
とか
無意識に求めがち。

一回求めるのをやめてみようと思った。

求めないってことは
「今」を最大限に感じで生きること。

今あるものに感謝して
生きる。


図書館が好き。


去年は展示を2回した。

そのおかげで燃え尽きてしまって
夏が終わると
やりたいことが
特に何もない数ヶ月がすぎ、
新しい年を迎えた今でも
これやりたい!
あれやってみたい!
っていうのがあんまりない。
もちろん人生の中でやりたいことリストはあるのだけれど 
今年は写真でこれやりたい!!
みたいのは点でない。

でもそれでいいんだと思う。

今まで自分がやりたいって思ってたことは

9割型
これやったらかっこいい
あれやったらすごいから
それやったらもっと仕事くるから
とか
そういう
世間の中での見え方や地位に影響されたやりたいことだったから
でも今それがなくなって
空になって
本当に自分がやりたいことが
勝手に生まれてくるまでの
発酵時間だと感じる。

その中で自分がやりたい
この毎週のコラムや
別の雑誌でのコラムと取材
は続けたいと思うし

また今年 anna magazineが発行されるなら
是非また私の旅の写真と文章を載せてもらいたいと
思う。

それ以外は今のところ特にない。
やりたくない時はやらない。
周りと比べることから発生する焦りで
何かを始めたりやろうとしない。

こんな感じで
今年も
自分軸でしっかり生きていこうと思う。


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