距離感の取り方

True Feeling in Ireland #2

距離感の取り方

How to get closer to people

Contributed by Chika Hasebe

Trip / 2019.08.23

藤沢在住の大学生、長谷部千佳さんの連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女。留学先のアイルランドでの日々の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。

#2

家に帰るまでのバスの中が暇だから、日記を書こうと思う。

今日は新歓イベントに行かなかった代わりに、ホストファミリーとたくさん会話ができた。そんで、"guy"という言葉の使い方について質問したら、あれは"boy→man"みたいに年齢の問題ではなく、"guy"と言われる人の年代が言う人の年代が近い、すなわち会話するのが同世代同士であれば使えるってことらしい。

はい、新たな発見です。

他のホストファミリー的ホットニュースは、お兄ちゃん(最近初めて会話した)が、私の前にこの家にホームステイしていたスペイン人のところに遊びに行くらしい。すごい仲良しじゃん。羨ましい。「私も寿司奢ってもらえる仲になりたいなあ」と新たな目標ができる。

「ネイティブのアイリッシュと仲良くなりたいけど、誤解を生みたくないから、英語が話せるようになってから友達になりたくて、そしたら英語を話せるようになるための友達が必要で、でもそんな都合のいい友達なんかいなくて、そしたら無条件で助けてくれるホストファミリーって素晴らしいなと思って、だったら今はホストファミリーにいっぱい時間を割くべきなんかなとか、いやでも新歓期もちょっとで終わっちゃうから行ったほうがいいし」

とか、小さいことで日々葛藤に苛まれる。



お兄ちゃんとショップまで買い物しに行った時の帰り道。
道端にコップを忘れるのはキッズしかいない…。



みんなよくフルーツを食べる。お菓子としてもお弁当のお供としても。ランチでサンドウィッチとポテチに加え、フルーツ丸ごとを買ってる人が圧倒的多数。ちなみに何でも直接ガブリとかじりつくのが鉄則。

朝起きてから予想以上に準備に時間がかかり、なんとか勇気を振り絞ってどんよりな天気の中ツアーに参加。しかしながら友達を作るのは難しい。なぜなら彼らもまた、友達を作りにきてるから。こんな英語がまともに喋れないやつに構ってられないというわけ。さらにこの日感じたのは「アジアの壁」。なぜか会話に入れない。かと言って省ハブかれている感じもしない。ツアーのアフターもアジアだけいつも取り残される。もちろんわたしは英語が喋れないからついていけない。他の2人は確かにシャイなのが原因だろうか? いや、でもツアー中もシャイなフランス人は取り残されてたからやはり個人の問題なのかもと思う。



毎日何かしらのイベントがあり、ほとんどが予約不要。その中にあの参加したツアーも含まれる。







ツアーでギネスファクトリーも行ったけど、高い建物のないダブリンの中で最も高いんじゃないかってくらいのビルだった。そりゃダブリン最大の観光地になるよね。


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