True Feeling in Ireland #5
システムの違い
Contributed by Chika Hasebe
Trip / 2019.09.13
#5
家に帰るまでのバスの中が暇だから日記を書こうと思う。
最近あんまり会ってなかったし、気まずかった(私の方が一方的に)お兄ちゃんと久々に話して、ちゃんと信頼してもらえているとわかってひと安心。私が家に帰っても、部屋から出てこないし、怒ってるのかと思ってた。知らない家族と住むのって難しいなあ。
家をまともな時間に出ても、最寄りのバス停で50分待たされる。歩いた方が早いんじゃないかとも思ったけど、いつ次のバスが来るかわからないし、それ逃したらいよいよ次のバスも期待できないしで、結局待つしかなかった。東京みたいに1分ごとに電車来るとか、これがダメでも別の方法で行こうとかできないから、難しいよなあ。
まだまだ新歓の季節なので、societyのfreshman partyなんかに参加したり、clubのブースにいったりしてるけど、熱く語ってくれてもなんとなくしか聞き取れない。Kite clubに入りたかったけど、student cardがなくて、いろいろ交渉しても入れなかった。この問題のせいで、図書館とか大学の設備がことごとく使えないの。本当に不毛だし、その状況をいろんなofficersに説明しないといけない。
挙げ句の果てに、結局「visitor cardで解決してね」、みたいな。そのvisitor cardは高額すぎて、だったら諦めるわって感じ。だから同じ大学に通うroomieは学内プール使えるのに、私は使えないみたいなこともしばしば。そういう事実は、留学前に知っておきたかった。
とりあえずサークルのことは諦めて、気になったfresh man partyにひたすら行ってみることにした。Surfing clubのpartyはなかなかクレイジーだった。最初は学内のセミナーハウスで飲んでて、そこでみんな「とにかくワイワイしたい!」みたいな感じで、私史上最も簡単に人の輪に入ることができたのだった。お酒の力もあって、みんなポジティブになってるから、「次いこーー!」っていうノリがすごい。「みんなどこからきたの?」「何勉強してるの?」みたいなオフィシャルな挨拶はすっとばして、どんどん踊り始めちゃう。いやあすっごい頭空っぽで帰ってきたなあ。
これが二日酔いになった翌日、絶望した時に見る景色。いつも同じ。
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Chika Hasebe
1998年生まれ。2023年5月よりロンドンに拠点を移し、報道記者の仕事に従事する一方、フリーライターとしてカルチャーについて発信もしている。