True Feeling in Ireland #34

カルチャーに触れる

Contributed by Hasebe

Trip / aug.28.2020

大学生のハセベさんが留学で過ごしたアイルランドの日々を記録した連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女が海外生活の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。

#34

家に帰るまでのバスの中が暇だから日記を書こうと思う。

最近はジャパソとしてではなく、その中でもいつも仲良くしている人たちと飲みに行ったり、出かけたりすることが多くなった。友達のHugoはHorticulture society(=園芸サークル)に入っていて、そこの代表のPaulaとも仲良くしてもらっているので、National Botanic Garden(国立植物園)のデイツアーに参加した。







新歓の一環だったので、ソサイエティのメンバーだけでなく留学生などいろいろな人がいたけれど、気が引けてしまってあまり仲良くなれなかった。最近新しい人と知り合える機会もなくなってきたので、いいチャンスだったのに自分で逃したことに愚かさを感じる。言い訳がましいが、それこそジャパソで気心知れた人たちと英語で話せているし、これ以上頑張らなくてもいいかなと思っている節がある。でも、それってすごく楽をしていると思う。やっぱり日本人も近くにいるから、最悪言いたいことが伝わらなかったらヘルプを求められるけど、完全アイリッシュのコミュニティの中ではそれは難しい。というか今の自分には、完全アイリッシュじゃなくても日本人が近くにいないだけで、他の人と会話を継続させるのが難しいのかもしれない。





ダブリンで唯一? かもしれないファッションソサイエティがTrinity Collegeにあり、以前そこに入ろうとしたけど入れなかったので、ショーだけ見に行くことにした。正直city付近の古着屋・セレクトショップが集まる通り付近でしかお洒落な人を見かけたことがない(ごめんなさい)から、アイリッシュのトレンドってなんだろうとか、なにがおしゃれとされているんだろうとか疑問でいっぱいだった。みんな大学生ぐらいだから同世代だけれども、日本の大学生のファッションとは全然違っていて、とにかくメリハリがあって、ただクラブに行くような格好ではなく、自分の個性をわかっているようなスタイルの人ばかりで「こんな人たちがいたんだ!」という驚き。ここが、今まで勉強のストレスを理由に、あるがままに飲み食いをしていた自分生活スタイルを見直すきっかけになる。単純に今の自分じゃ恥ずかしい。

その後なんとなくいたたまれない気分になって、誘われていたジャパソの飲み会に合流した。確かにあの場にずっといても今回ばかりはちょっと場違いだった。誰かと仲良くなるといっても手掛かりがなくて、しかも自分の座席の両側にいたのはカップルだった。そんな言い訳よりも、とにかく場違い感が強くて、勇気を振り絞る気力がもう残ってなかった。トラムのLuasに乗って、初めてCityの川を渡った側を横断した。そしてみんなが集っていたパブに合流して、いつも通り飲んだ。まったく生活スタイルを見直していない。



翌朝起きたら、ちょっとお酒が残っていて頭がボーっとしていた。なぜだか機嫌が良かったホストブラザーのDavidは、昨日いつもより口数が多くて、考え事もなさそうだった。そんな彼と朝話していると、自分の頭が働いておらずなんとなくまともな英語を話せていなかった。そうしたら「What’s wrong with your English today!?」ってDavidにバレていて2人で笑った。「お前の英語どうしたんだよ!?」って普通聞かないよね、さすが無礼な兄。

その後2人で散歩して、手持ち無沙汰になって、「海が見たい」とずっと主張している私の希望を叶える形でGrayまでドライブに連れて行ってもらった。車を出す時ちょうどハウスメイトのJuliaが学校から帰ってきたので、誘って3人で一緒に行った。以前Davidは「俺、絶対Juliaに嫌われてそう」と言っていたけれど、2人とも全然普通に会話していて、「上手くいっているじゃないの〜」とよくわからない目線で見ていた。Juliaはとても真面目で静かだから、時々ストレスとかどうやって解消しているのかなという心配と自分が彼女のストレスの原因になっているかもしれないという不安を感じる。事あるごとに「思った事はなんでも言ってね」と念押ししているが、あんまり進展がないのが悩み。



海自体は、本当に大瀬(ダイビングでよく行く伊豆の大瀬崎のこと)と一緒で、石がゴロゴロ系のビーチ。泳ぐのはそそられない感じだった。それでも海の空気を吸えて、何より3人でドライブしたのが新鮮で楽しかった。

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