もう一人の冒険者

GET BACK YOUR "RAW" ! #4

もう一人の冒険者

Contributed by ERI

Trip / 2020.08.27

モノにあふれる現代に疑問を持ち、着飾らない自然体でいるスタイルの美しさをアートを通してメッセージし続けているアーティストERIの連載GET BACK YOUR "RAW" ! アートにルールは無い。その壁をこえてゆけ! アーティストERIとしての生き方探しの記録 in ロサンゼルス。

#4

こんにちは!
早いものでもうすぐ8月も終わり、9月になりますね。
この時期になると少し切ない気分になるのは、四季がある日本特有の感覚なのかな?
今回はLA旅の相棒との出会いを書いていきます!



マイケル(#2参照のこと)と出会った数日後、私は行きつけのカフェにいた。
自分が前に働いていた&個展を開催した場所なので、
もはや家のような感覚だった。

そのカフェには友達が誰かしらいるので、時間が空いた時によく行った。

「おはよー! 誰かいる?」

いつも通りスタッフの子に聞くと、

「今日はあの個展で話してた人きてるよ!」

「え、ほんとに? 行ってくるわ!」

速攻階段を上がりその人のもとへ向かった。

「やっほー! 個展ぶり! この前はありがとう!」
その人のことをここではKと呼ぼうと思う。
Kはカフェ界隈のご近所さんであり、ここのカフェの常連だった。

お互いに近況報告をしながらコーヒーを飲む。

ERI「そう言えばさ〜、2月にLA行くんだよね」
K「え!!!!!!!!! 本気で言ってる?!?!?!?!?!?!?」
ERI「え、うん」
K「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお本当に〜〜〜いい?!
  いいなああああ!!!!!!!!!!!」
ERI「あはは〜じゃあ来ればいいじゃん 笑」
K「え、行くわ」

ERI「あ、オッケー」

12月某日、LA旅の相方が決まった。

いつなにが起こるかわからないよね。
たまたまいつもの所に行ったらLA一緒に行く人が決まったって、おかしくないよね。
だって人生だもの。
ええ。

本当、こんな出来事多いなあ。(笑)

この後、しっかり航空券を手に入れたKと現地で待ち合わせることになった。

なぜ、私がKを誘ってみたかというと、Kは以前にLAを一人で回った経験があったからだ。
それにバリスタ仲間だったので、同じテンションでカフェを巡るのに最強の仲間だった。

一緒に行くとは言え、目的はそれぞれ違う。
私は、アートを求め、感じ、自分の新たな刺激を探すこと。
Kは、バリスタのレベルアップ、アナザースカイ探し。

現地で集合するけれど、時には解散してバラバラに行動が取れるくらいに
お互いの目的がはっきりとしていた。

きっといい旅になるだろう。そう確信した。

その日の夜、私はすっかりテンションが上がってしまい、
アート用に取っておいたサーフボードに夜中の1時からペイントを始めた。
終わったのは、朝の5時…。





完成したサーフボードとERIのアトリエ

深夜に初めて、気付いたら朝。
アーティストあるあるだ。

さあ、準備は整った。
あとはLAの旅に備えるだけ!!!!!

2020年からERIは生まれ変わる。
そう確信して、年を越した。

次回から、やっっっっっっっっとLA篇に突入します。
お待たせーー!!!!!!

今回も読んでくれてありがとう。また来週!


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