
GET BACK YOUR "RAW" ! #9
アレックスと行く!LA散歩①
Contributed by ERI
Trip / 2020.10.22
#9
こんにちは!
#9も見てくださってありがとうございます!
なんだか今年もすっかり後半に差し掛かり、寒くなってきて、切ないです…。
そんな時期だけれど、今年は秋も冬も海に入って波のりしたいですねえ。
海に入っている時間が本当にリラックスで開放的で好きです。
皆さんは秋の趣味はありますか?

2日目
Good Morning!
清々しい目覚め。と言っても起きたのは確か10時前くらい。
ゆっくり寝てしまった。
この日は別行動なのでKは既に街へ繰り出していた。
今日はアレックスと美術館をまわる日。
ついにきた!
ゆっくり準備をして、何を着て行くか迷ったけれど、結局いつもの動きやすい格好にした。
もっとおしゃれしていけばよかったな…。

ホテルの部屋の壁の色、可愛いよね。
時間になり、ホテルの外まで迎えにきてくれているはずの彼を探す…。
と、ストリートミュージシャンと話している見たことのある容姿の男性が…。
「ALEX!!」
数ヶ月ぶりに再会したアレックスは、相変わらず穏やかに陽気なトーンで
「やあERI、久しぶり! 元気だった?」
久しぶりの会話に花を咲かせ、しばらく道端で話していると…。
アレックス「ところでERI、ここのホテルに本当に泊まっているの?」
ERI「え…そうだけど、何か気になった?」
アレックス「このエリアはなかなかラフなエリアだからねえ…。夜中に一人で外出は控えた方が良いよ。ここ、スパニッシュ系のギャングの支配下のエリアだからね。ね。お兄さん?」
ストリートミュージシャン「そうだね、ここは観光客もたくさんいるわけではないから、夜は少し危険だね…」
ERI 「?!」
知らなかった。
車もあるし、少し外れたエリアに泊まっても大丈夫だと、リーズナブルなホテルを選んでしまったのだ。
まあ、死ぬほどヤバイわけではなさそうだし、今後気をつけて行こうと誓った。
そして速攻Kにも連絡した。
気をつけてね、と。
さ!気を取り直して早速、美術館に行こう。
初めだから、まずは一番大きなThe Broadに行こう!
かっこいい車に乗せてもらって、LAの街のドライブ開始。
公共の地下の駐車場に止めて、いざ。
The Broad
221 S Grand Ave, Los Angeles, CA 90012 アメリカ合衆国
LAで1位を争うくらいに大きくて立派で、展示物も豪華なのに、なんと無料。
ネットで事前に予約もできる。
混雑を避けるために予約するのも手だね。
私達は予約なしで行ったけど、15分くらい並んだら入館できた。
2階にメインの展示階がある。
上にあがるエスカレーターがシンプルにカッコ良くて、写真を撮ったら脚長効果になった。(笑)
2階に上がった、その空間には、見たことのない世界が広がっていた。
いや、正確には体験した事のない規模の大きい空間だった。
自分より何十倍も大きな作品がずらりと並んでいるのも関わらず、
天井が高く、空間には余裕がある。
あ〜〜〜〜〜〜〜、アメリカ。
物も空間も全部コストコサイズ。
でっか〜〜。
1つずつていねいに鑑賞していると、
ん?????
バスキアじゃん! え、隣にアンディウォーホルゥゥゥゥゥ!!!!!
普通に置いてあるんですね。
いやあびっくりと共に、ある意味夢から覚めました。
都内でバスキア展を見たときは、ディズニーランドのような気持ちというか、
現実味がなく、本当にJean-Michel Basquiatという人物は存在してたのかな?
と感じていました。
もちろん楽しく鑑賞させてもらって満足した展示だったのですが。
大きい声で言えないけど、アート愛好家のための展示というよりは、より多くの人を呼ぶためのビジネス要素を感じすぎてしまったので…。
このように当たり前にポツンと公共の美術館に置いてあると、すんなりと入ってきてとてもよかったです。
そして、展示物は私のアートに対する概念をぶっ壊していく。
これはなんの形?
なにを表している?
なぜこの素材を使ったんだ?
この配色はどこから来ている?
いや、考えるな、感じろ、自分。
五感をすべて開放し、感じとれ。
刺激されろ。
鑑賞中に何度も涙が出そうになった。
理由はわからない。
けれど、どの作品にもパワーがこもっていて
その力強さに圧倒されながら、感動した。
私にはまだこれほどのパワーを込められたことがなかったのかも。
そして私は出会った。
2日目にしてこの旅で出会った一番好きな作品に。
Untitled (your body is a battleground) - Barbara Krugger

半年以上経った今でも一番好きな作品と自信を持っていえます。
2日目の後半戦はまた次回#10に続きます!

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ERI
藤沢生まれ、横浜育ち。物心ついた頃には、絵の具で遊んでいた。アーティスト活動のため脱サラ。モノにあふれる現代に疑問を持ち、着飾らない自然体でいるスタイルの美しさを表現している。好きなものは、サーフィンとみかん。












































































