ハーティー

Own Beautiful Adventure in NC #4

ハーティー

Contributed by Nachos

Trip / 2020.10.20

世界中の国々をサーフトリップしながら、女性にフィーチャーした"saltybabe photo"を撮り続けている、フォトグラファーNachosさんの旅連載「Own Beautiful Adventure」。シリーズ第5弾は、ニューカレドニアでの旅の模様をお届けします!

#4

夜明け前に起きてコーヒーを飲み、遥か沖で割れる波を目指して船に乗り込み本日も元気よく出航!!

「まだ波は大きいのかな? どんな波が待っているのかな〜?」
なんてみんなでソワソワしながら沖へと向かう。

波が見えた。
「あぁ、数日前に比べたらだいぶサイズは下がっている」



マークが船から携帯で撮ってくれた1枚。
私が乗っている波の後ろには次のセットの大きな白いスープが見える。
「途中で引っかかったり転んだりしたら…」
おっと、考えるのはやめよう(笑)

今日は気持ちよく波を楽しむことが出来た!



波乗りを楽しんだ後の帰り道、島に近づくに連れてと周りにある島が風を防いでくれるので穏やかな海が広がってくる。
いつもこの島たちを抜けアウトに出ると一気に風が強くなって船が揺れに揺れて大変なんだよね(笑)。

ここも揺れないわけではないけど外海に比べたらもう全然余裕。



港へ入り家までの航路の操縦を任されたワタクシ。
ドキドキしながら舵をとる。

でも…

「案外イケるかも!」
なーんて。



無事に船着き場について荷物を下ろしそのまま椰子の木に囲まれたシャワーを浴びに行く。
海上がりのソルティーな身体、ジリジリ肌を突き刺す太陽のパワーの下で冷たい水を浴びる気持ちよさといったらなんともいえない!



「肩がイタタタタッ!」
普段から日焼けしているはずだけどニューカレドニアの日差しが強すぎてさらに日焼け。

すっかり油断していた。

それを見たマークが「日焼けにはアロエだ」
と庭にたくさん生えているアロエたちの前に案内してくれた。



海あがりお腹ペコペコな私たちのお昼ご飯はパパパッとエビと野菜を焼いてフランスパンと一緒にいただきます!!

さすが名物の天使のエビ。美味しくて毎日っていうほどたくさん食べちゃった。



「毎日こまめにこのアロエをもぎ取って顔に体にたっぷり塗るんだよ」

「はーい! サンキューマーク!」

「いくらでも使っていいからね。ここではアロエもフリーだ。ハハハ」

アロエのエキスをたっぷり肌に塗ってベタベタになりながら午後のリラックスタイムを過ごす。



デッキで気持ちよく寝ているのはマークの家族の一員ハーティー。
よく見ると♡の模様がついているんだよ!
とってもひと懐っこい。
海から帰ってくると走って船着場までお出迎えしてくれたり、夜は船着場のキッチンまでの少し暗い道を歩いている時も気づいたら横について一緒に歩いてくれたりもした。

「船の燃料を入れに行ってくる」とマークが言った。

「ついて行くー!!」と船に乗りこむ。



ファンキーな街の港のガソリン屋さん。

海の水位が低いから船に乗っている私たちは、常におじさんを見上げている状態。



ゆっくりしながら空を見上げるといつの間にか陽が傾き始めていてお家に着いた時にはすっかり空も色づき始めていた。
水面が鏡みたいに空を写してくれていてすっごく綺麗。
しばし黄昏タイム。



その日の夜はマークおすすめのハンバーガー屋さんへ。ほとんど外食する場所がないので貴重な存在らしい。

「あーお腹もペコペコだし楽しみ!」
車の窓から見える景色を眺めながら心をワクワクさせる。

「あの角の道を曲がったところだよ」

「I can't wait!」



ついた場所は薄暗い公園。
その中にポツンとあるフードトラック。
この公園は朝や昼にマルシェなどもやっているらしいけれど今はこのお店がひっそりとあるだけ。
でもそのお店の周りには数人の人が見える。

早速車を停めてお店へと歩き出す。

「ここのハンバーガーは大きいぞー」

「ワォ! そうなんだ。楽しみ!」とマークおすすめのハンバーガーをオーダー。



出てきたのはびっくりするくらい大きなハンバーガー。

お店の子は涼しい顔して持っていたけど本当に熱くて「アチチチー!!」ってなっちゃった。

でもこの大きさがレギュラーサイズなんだって! すごいよね(笑)。
でもお腹ペコペコの私たちはペロリと平らげちゃったんだけどね。

「は〜お腹もいっぱいになったし今夜はおやすみなさい!」


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