
Hola Barca! #69
行き当たりばったりバルセロナ奮闘記
遊びすぎて電池切れ。
Contributed by Miyu Fukada
Trip / 2021.05.19
#69
帰国まで30日。
実感が湧かないのと、感情がこみ上げそうになるので無視している最近。
2017、2018、2019と仕事で海外と私的な旅で1ヶ月おきのペースで海外かもしくは国内各地へ飛び回ってた。
一つの場所にずっといるっていうのが本当にこのコロナで久しぶりすぎて
この場所に愛着が湧いてしまった。
展示をやるにしても、どこでやっても近いから人が来やすいし、
写真の印刷代も日本より安いし、
ZINEを作るにしても印刷屋がよりどりみどりなので
思ったものを形にしやすい。
他にイライラすることはあるけど、この土地にいると許せてしまう。
日本に帰ったら小さいことでイライラする自分が戻ってくるのが目に見える。
それは、日本のポテンシャルが高いし、良いサービスというのを求めているからでもあるんだけど、
こっちではその期待値が低い、アンド 求めても無駄と諦めているから怒ることもない。
精神的に楽なのはこっちなんだけど、クオリティで話をしたら日本なのは間違いない。
結局は自分がどっちを選ぶか。
ストレスフリーで生きたい私にはこっちが合ってる。
日本の上下関係や敬語、1ミリのディテールへのこだわりは時には必要なんだけど
ま、生か死の問題じゃないしね。と思ってやっぱり精神的に楽な生活環境を選ぶ。
だからスペインが好き。

夜レストランが空いたので久しぶりに近所の行きたかった中華へ。四川風。

金曜は友達が週終わりにストレス発散でスタジオを借りて歌っているという所に来ないか、というので興味本位で行ってみた。私はその日色々あってイライラしすぎて歌う気にはなれず(そもそも歌わない)久しぶりにドラムを叩いてみた。

その日の夜、家までの帰り道で見つけたグラフィティ。“sin papeles”
土曜日は夕方から友達がグラシアでやっているその子の友達のPOP UPをやっているというので行ってきた。
そのあと21時くらいまで軒先でスピーカーから爆音で音楽を流しどんちゃん騒ぎした後、
街まで歩いて、友達の家で夜中までパーティー。みんなで流したい音楽を流して、踊りまくって、
また街の反対側のエリアまで違うパーティーへ。
私の家から近い場所だったので、家に一回寄ってからチャリで向かった。
教えてもらった住所へ行ってピンポンを押して部屋まで行くと、窓も開いてなくて蒸しっとする室内。
そしてほぼ知ってる人もいないし、とうのも友達はまだ着いてなくてアウェー感。
バイブスが違うからもう帰ろうかなと思ったけど喉が乾きすぎたのでコップを探してジュースを飲んでから帰ろうと
ちょうど飲み終わった頃に、さっきのPOP UPで会って仲良くなった子が、
「このパーティーのホスト(アパートに住んでる子)が人が多いから、知らない人には帰ってほしいって。」
と言ってきた。
理由もわかる。でも、ここはスペイン。滅多にないこんなこと。
腑に落ちないながらしれーっとその場を去って、
とりあえず建物の外でまだ着いてない友達を待つことにした。
その友達と一緒にきたカップルもそのパーティーの主を知らなかったようで、「No estais invitada.(君たち招待してないから)」と面と向かって言われたらしく、上に上がったと思ったらそそくさと降りてきた。
他に言い方あるだろとかなんとかみんな話してたけど私はもうめんどくさくて家に帰ることにした。
そうしたら、チャリを走らせてすぐ、前に会ったことのある友達と遭遇して、海方面に行くことに。
門限のない公園や広場にはパーティーを求めてどこからともなく集まった
人の海。
そしてビーチには200人くらいの人が集まってどんちゃん騒ぎ。夜中の4時前。
あーこれがバルセロナだなあ。と感じながら
警察と人混みを避けて離れたビーチで久しぶりに再会した友達と一息。
朝の5時に帰宅し、やっと眠りについたのです。

”sin papeles” pt.2

友達の家でのパーティーからの景色。

海に集まってどんちゃん騒ぎした人たちの残骸。ゴミ箱もいっぱいだった。
日曜は鼻が詰まりすぎて家で特に何もせず。
月曜も予定があったのに、寝不足と鼻づまり(多分こっちの花粉症)で予定を全てキャンセルして1日ダラダラ。
残りが少ないと思うと予定を詰めすぎる自分。
だって後悔したくないじゃん!
やりたいことは全部やらないと気が済まないんだな。

鯖が安い!鯖を焼くのが久しぶりすぎて、忘れててなぜか丸ごと、、フィレにするべきだった。

こういう景色が好き。

3ヶ月前に思い立って作ったラムレーズンが食べごろになったので、パウンドケーキに。3日後のお楽しみ。
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Miyu Fukada
横浜生まれ、バルセロナ在住。NYへ留学中、ガラクタ市でみつけた10$のフィルムカメラで写真を 撮り始める。写真、雑誌でのコラム執筆、モデル、コーディネーター、通訳/翻訳など多岐に渡って活動中。












































































