
Mamma mia! #67
チャンピオン、イタリア!
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2021.07.20
#67
今日は、またストライキ。
ということで、交通機関が通常運転ではないので学校へ行くのを諦めた。
そしたら午後から時間ができたのでラップトップを持ってカフェへ。
本当にイタリアはよくストライキが起こる。

クロワッサンが美味しい近所のカフェへ。
さて今週は...というと。
イタリアに住んでいる人全員が興奮して、そして熱狂の渦に包まれた。

優勝してトロフィーを受けっとった、歓喜溢れる瞬間。
というのも、日曜夜、サッカーを愛してやまないイタリア人にとって夢のようなことが起こったのだ。
4年に一度行われるUEFA EURO 2020でイタリアがイングランドを破り、53年ぶりに優勝を果たした。イタリア人から笑顔を奪ったCOVID-19という辛い時期を乗り越えたのもイタリアで、だけど、53年ぶりの優勝という嬉しいひと時を過ごせたのも、ここイタリアで。だから、無邪気に騒いでいるイタリア人を見ると感慨深いものがある。
その日は、家でサッカー観戦をしていたんだけど、イタリア人のサッカーの応援の仕方!
うるさいって言ったら失礼だけど、熱狂ぶりが半端なくて、むしろ、そっちの応援の声に驚愕しっぱなしだった(笑)。
試合は、延長戦でも決着がつかず、PK戦へともつれ込んだ。
隣のイタリア人もなんだかナーバスになっている(笑)。
そして、PK戦を見事に制した瞬間に
「飲み行くぞー!!!!」と一致団結し、みんなで外へ行くことに。
イタリア人は友人にも電話をして何やら外で集合する約束をしているようだ。
「ミラノじゃないし、誰も外に出てないんじゃない?」
と私。でも、
「そんなわけない!」
と、私の意見なんて軽く流された。
アパートメントを出た瞬間から車のクラクションが鳴り止まない。通りすがりの車は窓を全開にして、身を乗り出し、イタリア国旗を掲げながらクラクションで喜びを共有していた。
普段ならバールは閉まっている日曜の夜中12:00。でももちろん今夜は開いている。
こんな感じだった(ごった返していて、あんまりいい写真がないのですが)。

街中へ近づくに連れて人が増えてきた。

横断歩道でみんな歌って叫んで、とにかくすごいことになっていた。

興奮しすぎてモニュメントに登らずにはいられなかった大人たち。

わんさか、わんさか。イタリア国旗をまとった人、人、人。

爆竹は鳴り響くは、発煙筒は焚かれるはで大興奮。そして、なぜかみんな脱いでいる!

深夜2時になっても全く人が減る気配がしない。なんだか2002年の日韓W杯の時を思い出した。
私たちも、この喜びをみんなで分かち合いたいと、外へ出たのが深夜12時頃。
みんなずっと叫んでたし、歌ってた。
お祭り騒ぎに参加したわけではないけど、バールで飲んだりしていて、結局、帰宅したのは朝の4時頃だった。
あーーーー、疲れた。
無縁になっていた人混み感を思い出した夜だった。
では、また来週です!
おやすみなさい。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)












































































