YUKATAでミラノ歩き

Mamma mia! #69

YUKATAでミラノ歩き

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2021.08.03

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。今週は、楽しみにしていた #浴衣でミラノ歩き をしたお話。

#69

ワクチン接種から1週間後、ワクチンのことなんて忘れかけていた頃に、接種した箇所が腫れてきた。虫に刺さされたと思っていたら副反応というやつだった。イタリアではBraccio Covidというらしい。
早く治りますように。

分かりにくいけど、広範囲が赤く腫れ上がって少しかゆみもある。



さて今日は、私の夏のTO DOリストの一つ #浴衣でミラノ歩き の話。

数年前、お正月に浴衣を着てシドニーの街並みを歩いたことがあったけど、ミラノの街並みの方が断然しっくりくるなーなんてずっと思っていたんだ。
歴史を感じさせる美しい建造物と、日本の夏の風物詩、浴衣。
「こういう服なら、こういう雰囲気の場所が合うな〜」なんて。
いつも身に付けるものと背景のことを考えてしまうのは職業柄。

そして今回は、「浴衣でアペリティーヴォしない?」とお誘いを受け、イタリアで着物文化を広めようと @milano.kimono で活動しているYURIEさんも一緒に4人で浴衣遊びをすることに。もちろん、ミラノ歩きも込みで。そして急遽、友人のAKIが手がけるバッグブランド×浴衣のコラボレーション撮影も盛り込むことになった。

私は一人でも浴衣を着ようと密かに企んでいたので、6月に日本から浴衣を送ってもらっていたのだ。だからやっとその浴衣が活躍するタイミングが来て嬉しい。

YURIEさんは日本で着物や浴衣に携わる仕事をしていたので、こなれた手つきで3人の着付けをして、帯にアレンジまで加えてくれた。イタリア人に着物や浴衣を体験してもらうイベントも行っている。



撮影場所まで移動中。この日はとびっきり暑かった。



DUOMOでフォトグラファーと待ち合わせして、撮影開始。
とにかく暑かったけど、みんなで「こんなのどう?」「こういうのもよくない?」なんて言いながら撮影した。
浴衣が着崩れした時はYURIEさんがすかさず入って、ちゃちゃっと手直ししてくれたりもして。



フォトグラファーは、AKIの友人、@mabataki_0 さん。



予約していたバール @LùBar で。



本当は店内で撮影なんてダメなんだけど、カメリエーレの目を盗みつつコンパクトにやっていたら、「本当はダメなんだけど、注意しないでいるんだからね」と、カメリエーレ。
ごめんなさい。

ミラノのDUOMO前。終わってみると4人で撮った唯一の集合写真だった。



さらに別日は、お気に入りのお寿司屋さんがお城×IZAKAYAのイベントをやるということで、せっかくなので浴衣を着て出かけてみた。
日本食レストランが主催しているので、なんとなく日本の夏っぽい雰囲気も期待しながら。

お城は夕日がこんなにキレイに眺められる丘の上にある。



夕暮れ時のお城の雰囲気やDJブースから流れる心地よい音楽がすっごくいい感じ。



自分で着付けしたのはいいんだけど、着付けに苦戦してシンプルな帯結びしかできなかった。



お月見がてら9月ぐらいにもう一回着れたらいいな〜!

では、今日はここまで。
また来週。


アーカイブはこちら

Tag

Writer