自分の世界を開くため、旅を

When the journey begins

自分の世界を開くため、旅を

Photo & Text: パッチャラマイ シープロムマ

Trip / 2022.01.29

Luke magazine special contents #9
今この時代に、僕たちが「旅」について、思うこと。


海外はもちろん国内さえも自由に移動することが難しくなって、どんどん曖昧になってしまった「旅」という行為の価値。 そんな時代だからこそ、僕たちは「旅」について改めて考えてみたい。旅の経験値の少ない、20 歳前後の若者たち10人が語る「旅」についての自由な考察。

私はタイで生まれ育ちましたが、私の家族はつねに私に「多くの国の文化と言語を学ぶこと」を勧めていて、そのことが世界の違いや多様性を受け入れる性格につながっています。また、いつか家族で留学して海外に住みたいと思っているので、日本に留学することになりました。

子供の頃、海外留学をする機会がありました。それが私の人生におけるたくさんの「始まり」でした。子供の頃に数多くの国に旅行し、私がそれまで見たよりも多様な視点で世界を見られる環境で育ちました。旅先で何か新しいものを見つけることを私は恐れません。いつも私は自分の生き方とは違う何かを望んでいました。旅行するたびに、自分の世界が拡大し続けることにいつも興奮します。

"The world is a book and those who do not travel read only one page. St.Augustine"という名言があります。

意味は「世界は一冊の本のようであり、旅をしない者は本の最初のページだけを読んで閉じてしまうようなものである」。私はこの言葉が大好きです。旅をするほどに、知らないことがまだまだたくさんあるということに気づきました。私たちの人生はおそらく短すぎて、世界を十分に知ることはとても難しいのです。

私たちは同じ世界に住んでいますが、人それぞれで「世界」は異なっています。私が見ている世界は、私が知っている世界とは大きく異なっているかもしれません。旅行は私に、さまざまな世界をよりよく知るようにしてくれました。そして、私は、自分自身をよりよく知るようにもなりました。

旅行はまた、私の魂を癒し、人生の意味を見つけることを可能にしました。私はいつも旅で成長します。インターネットの時代ですから、私たちはコンピューターを通して世界を感じることができます。簡単に携帯電話を使って。しかし、そういう経験を「直接体験」するのとは全く違っています。なじみのない空気の感じや、さまざまな味の食べ物を食べること、そしてもちろん、これまで知らなかった言語でのコミュニケーション。旅で出会ったものはすべて、まったく新しいものでした。私がそれまでに見たものとは異なる空の色を見られる。それが私の人生の毎日を幸せにしてくれたことに感謝しています。

このことは、私が経験したとても貴重な経験です。これからも行ったことのない場所への旅を通して、新しいことを体験し、発見し続け、自分の人生を刺激し続けようと思います。旅行は私にとってそれほど貴重なのです。

窓の外を見るたびに 毎回外出したい気持ちになります。


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