Own Beautiful Adventure in Japan -Amami- #27
想像を創造する
Contributed by Nachos
Trip / 2021.12.02
#27
この日は少し足を伸ばして大自然の中に。
初めていく場所はいつもワクワクする。
“私がずっと思い描いていたことなんだけど、やってみたいことがあるんだよね”
とこの旅の中でみんなに話した。
私の話を変な顔もせずに「むしろそれ、めっちゃ素敵なことじゃん!!」と
前のめりにやろうやろう! と賛同してくれた友達。
今日はみんなが口を揃えて「行って見たい」と言う大自然が残る海へ、水着とカメラを持って来た。
ジュラシックパークみたいな自然が広がっていた。ジュラシックパークみたいな自然が広がっていた。
大自然の中でテンションが上がる私たち。
そのうち1人が「どうせだったら大きな葉っぱを持って写真を撮りたい」
と周りにいっぱい生い茂っている葉っぱを指差した。
「ひとつだけ私たちの作品に使わせてもらおう」と葉っぱに手を伸ばして掴む。
「え、待って。この葉っぱびくともしない!」
「あ〜やっぱり切るものが必要だったね。諦めよっか」
「ちょっと待って! これでいけるんじゃない?」
といきなり友達が茎の部分に噛み付き出した(笑)。
「これで大丈夫!」と大きな葉っぱを持ちながら笑った。
その後突然
「イタタタタ。痛い!」
急に友達が叫び出した。
「何やってんの〜!どうしたの?」
と笑いながら聞いた。
「痛い痛い!」
なんか様子がおかしい。
「え?本当に言ってんの?」
「口の中が針に刺されてるみたいに痛いの!どうしよう」
真剣に痛がる友達を見て状況は一転。
「誰か人を探そう」
慌ててあたりを見回す。
周りは果てしなく島の中ののどかな風景が広がっている。
田舎の道をテンパリながら走る私たちの前におじさんが現れた。
「島の住人だ〜何か対策を知ってるかもしれない聞いてみよう」
「おじさん大変なの!口の中が(説明)、、、、」
「わしは医者じゃないからわからんよ」
私たち「・・・・ ですよね」(少しここで誰かに期待するのは諦めようと思った。 笑)
気を取り直してGoogle先生に聞いてみると先ほど彼女が噛み切った葉っぱはイモ科の植物らしい。
ただし渋み(弱度の毒性)が強すぎるため食べれない。とのこと。
皮膚につくと針で刺されているように痛くなるので注意が必要と記載してあった。
だから口いっぱいに渋みを含んでしまった友達の口の中は大変になっていたのだ。
とりあえず水をいっぱい飲んで口の中を洗い、沈静作用があるティーツリーのオイルを口の中に含み様子をみた。
数十分後
「少しづつ治ってきたかも…」
「はぁぁぁ〜良かった。でももう今日は写真を撮るのはやめようか」とみんなに言う。
「いや、私はやりたい」とアクシデントのおかげでまだうまく話せない友達が言った。
「え? 私はまたのタイミングで大丈夫だよ」
「絶対にやりたい」
それを聞いてたみんなが顔を見合わせて
「やろう。どうせだったら今を楽しもう!」
アクシデントもいい思い出だねなんて笑あう私たち。
そんな彼女も途中からはこの通りピースサイン。
みんなと一緒になってクリエイトしていく。こんな最高なことはない。
水中カメラにハマったのも”写真を撮る”事より海の上での人と人のコミュニケーションの楽しさにハマったから。
カメラ(写真を撮る事)は私にとってコミュニケーションツールのひとつ。
自然の中に溶け込む彼女たち。
ありのままナチュラルに楽しむ姿は美しい。
その周りにある空気感も美しい。
25話の続きになるんだけれど
頭の中で描いていたものを表現(カタチに)していくこのワクワク感がたまらない。
スキニーディップってなんでこんなに気持ちがいいんだろう。
この私たちの遊びのプロジェクトタイトルはもう決まってるんだ!!
いつかカタチにしていったものをまたみんなの前でお披露目することが出来たらな。
アートキャラバンなんて作ってみたりしてさ。
みんな楽しみにしていてね!!
もう本当に言葉にならないくらいな最高な気分!!
余計な言葉はいらない。
賛否両論あってもいい。
でも表現することは自由だって思ってる。じゃなきゃつまらなくなっちゃうでしょ?
遊び心と胸のドキドキやワクワクはずっと大切にしていきたいよね。
また次の旅でこの続きをしよう。と彼女たちと言葉を交わした。
どこにいても素敵な景色を見ることはできるし、素敵な人たちもいる。
自分の視点をちょっと変えてみれば新しいインスピレーションもどんどん湧いてくる。
まだまだ気づいてないこともたくさんあるんだろうなとも思う。
空を見上げると三日月が浮かび始めていた。
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Nachos
海と旅に魅了され、サーフボード片手に様々な国へサーフトリップで訪れる中、海と自然を愛しながらハッピーに輝く女性達をたくさん目にし、その空気間、美しい瞬間、旅やライフスタイルを自分なりに伝えたいと思いカメラを手にする。女性目線と女性にフューチャーした”saltybabe photo”を世界中の海を旅しながら撮り続けている。