スチームサウナ

ビールとウーバー #11

スチームサウナ

Contributed by Kaito Fukui

Trip / 2021.12.06

どんな時も、どんな場所でも。頭の中身はいつだって「旅」そのもの。アーティストKaito Fukuiの日々と、旅のこと少し(おさんぽ)。

#11




なんかほんとに、冬になっちゃったなぁ。

と自転車で近所をウロウロしていた時のこと

駅前の商店街、住宅街の中の商店街

どっちもいいけど、駅前はチェーン店が多いから

光が眩しいし、音が大きい。

それに比べて住宅街の商店街はお魚屋さんとか

お花屋さんとか、お米屋さんとか

個人経営のお店が多いからBGMもほぼないし、必要なライトの数も違うわけで全然静か。


郵便局へ行かなきゃ!

と突然思い出したのでなんとなく郵便局がある方向へ向かう。

凄い遠くの方に、大量の自転車が見えた

なんか美味しいパン屋さんでもあるの?

って近づくと銭湯。

「スチームサウナあります」の文字

その下には

「※サウナ、入浴料金で使えます」

うーん、もう今日はやめようか。

郵便局は明日か明後日に行くことして

今日は全てを投げ出し、久しぶりに銭湯へ行くことにした。

タオルも何も持っていなかったので

入金料¥480、大きいタオル¥300 小さいタオル¥150

なんだかんだで¥1.000くらいかー

って男湯の方へ向かうと

しっかりビールとコーヒー牛乳、飲むヨーグルトまでドリンク多め、テレビデカめ。

脱衣所で、すっぽんぽんになって

体重計を見つけ、ちょっと嬉しくなる。

何でもかんでも、なんか重さとか長さとかを測ってみたい時期がある。

ちょうど、いまこの瞬間にそのスイッチが入ってしまった

久しぶりの体重計

片足、もう片足を乗せるその間に

え!?

って思うほど針が動く

凄い太っていたのだ。

59.8kg

鏡に映る、かわいいぽっちゃりお腹。

これからは、気を抜くと危ない。

と、とっさに心で感じた

中に入ると、大きな山の絵があった。

多分、お湯は熱いとすぐにわかった

みんな、真っ赤になっていたから。

これは、熱い系の銭湯ですね。

末端冷え性の僕はちょっと苦手なタイプです

行けますか?

うーん、シャワーで体を洗って

サウナをメインに楽しみましょ

そうしましょう。

って事で、シャワーを浴びる。

頭を洗っている時、目の前の鏡の隙間に

凄い光景を見て、吹き出してしまった

あの、あれはなんで言うんだろう

入り口にすぐある、掛け湯? とりあえずまず

桶でお湯を体に掛けるところがあるじゃないですか

あそこに、間違えておじいちゃんが入っていたんですね。

まるで、五右衛門風呂みたいに。

あまりにも気持ち良さそうなので、みんな微笑んでいたけど

僕はお腹を抱えて笑ってしまった。

そのあと、すぐにスチームサウナに行ってみた

ドアを開けたらびっくり、本当に何も見えないほどのスチーム。

ん!?

一回閉める。

入って大丈夫だよね? って周りを確認して

特にダメそうな雰囲気もないので

もう一度開ける、すると奥から

「いるよ」

と図太い声が聞こえた。

あ、いるんですね。

ちょっとお辞儀して、中に入ると

二人おじさんがいた。

二人と目が合うと

「空いてるよ」

二人は揃えて言った。

スチームが凄すぎて、天井が高くないのに全然見えない

もちろん、時計も温度計も見えない

なので、椅子に小さい砂時計が置いてあった

いや、でもこの砂時計何分かわからんわ!

と心の中で突っ込んだ時

「3分」

隣のおじさんが言った。

3分!?

なぜ!?

3分!!

いる????

5分ならわかるけど、3分!?

いや、それは違うよおじさん。

と、こっちは疑っているので

なんとなく自分で数えながら、砂時計を見てみた

やっぱ、多分5分。

200秒は絶対数えても、まだ砂は残ってる。

やっぱ多分5分。



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