頭の中をチラ見せ

Between the waves #14

頭の中をチラ見せ

Contributed by Miki Takatori

Trip / 2022.01.07

ひとつの場所に留まることが苦手で、さまざまな国を転々と旅してきた高取美樹さん。それぞれの場所で、暮らすように旅を続ける彼女が切り取る、何気なく、そして特別な瞬間。

#14

頭の中で描いていることを現実にすることは難しそうで、意外と簡単。

私は引き寄せの法則、所謂”Law of Attraction”を知ってから今まで叶えたいと思っていた夢や目標が現実になるのを実際に体験してきた。

昔から「書く」という作業が大好きで何かアイデアを思いついた時、書き留めておきたいくらい嬉しいことや、ワクワクしたこと、悲しかったこと、書いて感情を発散したい時にはいつもジャーナルを開いていた。

だから私がペンを手にとって、無言で書いている姿を見ると彼はいつも私に何かあったこと(良いことでも悪いことでも)を察してくれる。

頭の中のアイデアや感情を早く文字にしたくて、字は殴り書きしたような字。
たまに昔書いたことを読み返すと、字からその時の感情が判断できるくらい。



私にとって書くことは何かしらの浄化作用がある。

大学3年終わり頃の、就活時期。

アメリカへの留学や、海外で生活する経験をして私の夢はただ一つ

「海外で働ける仕事を見つける」だった。

だからリクルートスーツを着て説明会やセミナーに行くことを一切しなかった。

アメリカかぶれの影響もあったその頃は「みんな同じスーツを着て、まるで個性を潰している日本の就活」には絶対に参加したくないと心に決めていた(笑)

そんな中、唯一私が応募した外資系航空会社に採用され「海外で働ける仕事を見つける」を達成。

その頃私がしていたことと言えば航空会社の制服を着て、機内で働いている姿を想像すること。

受かってもいないのに、もうそこで働いていることを想定して行きたいフライト先を決めたり

現地での生活を妄想すること。

こんなことをつらつらとジャーナルに書いていたのだ。




イメージすることで、もう夢は夢ではなくなる気がする。

だって、自分がその生活をしていることをイメージできるのであればそれは現実になり得るものだから。

そして脳は素晴らしいことに、そのイメージを現実化しようと最適なタイミングで
重要な人に会わせてくれたり、何かきっかけやチャンスを与えてくれる。

知らないうちに、まるでマグネットのように私たちは夢を叶えるためのヒントを引き寄せている。



実はこのバリ生活もその延長線上にあった。

・毎日サーフィンができる生活をしている
・海の近くの小さなサーフタウンに住んでいる
・どこにいても働ける仕事がある
・働きすぎず適度に、常にワクワクすることをしている

(1つ大事なことは、“〜したい”じゃなくてもう叶った程で書くこと!)

こんなことを書いていたのは数年前、中東で生活していた時。

ほらね、いつのまにか叶ってる。

頭の端っこに常に書いたことが残っているから、自然とその方向に行くように知らず知らずのうちに行動しているのだ。

以上、私の頭の中をチラ見せでした。

最近部屋に昼寝に来るゲストハウスの猫。



バリ風手作り朝ごはん。



Miki


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