I’m a professional writer bixxx!!!!

About Time #34

I’m a professional writer bixxx!!!!

Contributed by Sho Mitsui

Trip / 2022.01.06

1年9ヶ月ぶりにアメリカに旅立った通訳・翻訳家&カルチャーコーディネーター兼英語教師の三井翔さん。著名人からアップカマーまで、アメリカ国内に謎のネットワークを持つ彼にしか見えない、コロナ禍以降のアメリカの「リアル」を毎週お届け。今のLA、NYCについてありのままの様子を記録した「About Time」、最終回。

#34


(photo by Ryan Scott Graham

昔から雑誌が好きだった。子供の頃の情報源といえば紙媒体だったし、テレビが取り上げてくれないニッチなカルチャーは雑誌に頼るしかなかった。雑誌を溜め込むと置き場に困るから、お気に入りの記事だけ切り取りファイリングしていく。そんな10代を送り、インターネットの台頭と共に情報源はデジタルへと移行していった。好きだった音楽雑誌が一つまた一つと消えて、いつの間にか毎月お決まりで買う雑誌というものも自分の中から無くなっていった。インターネットには無数のオンラインマガジンが存在していて、もはや飽和状態だ。どこの、どれを情報源とするかは読者のセンスに掛かっている。Containerのリーダーの皆さんはとてもクールだ。皆さんの顔を僕は知るよしも無いがクールな方々に違いない。だって、僕が「プロライター」としてデビューし、ひたすら書き続けたこの1ヶ月半の間、毎週僕の記事を熱心に読んで下さったのだから。前半の旅行記はほぼ、日記だし、誰得? みたいな情報だらけだったと思う。けれど、このコロナ禍以降のLAとNYCを僕の目というレンズを通し、リアルに生々しく描写出来た自信があるし(誤字脱字だらけで、ごめんなさい。生々しく描写した結果っスwww)、こんなご時世だからこそ、海外の生の情報を欲した人々が読者として、僕のコラムをサポートして下さったのだろうな、と推測する。


(photo by Ryan Scott Graham

後半のインタビュー記事では誰もかれも現在、自身の舞台の第一線で活躍している人達ばかりに話を聞けたし、日本のメディアに日本語で取り上げられている人が少なかった事もあり、貴重な情報源として、皆さんに楽しんでいただけたのではないかと思う。もっと、沢山の人々にインタビューしたかったのだけれど、会えなかった人達も沢山いたし、あと一歩の所でスケジュールが合わない人もいた。ジャーナリストの苦労を肌で感じられたし、ライターという職業へのリスペクトがより一層増した。自分のコラムを#1から読み直してみて、この企画をやらせていただき、本当に良かったなと実感している。僕のアメリカでの2週間が事細かにそして正確に描写されているので、読み返せば自分の旅がまるで昨日の事かの様に脳裏に蘇って来るのだ。インタビューを読み返せば、彼等の声が聞こえて来るようだ。しかも、Containerはオンラインマガジン。ずっとネット上に存在し続け、スマホやpc、ノートブックさえあれば好きな時に好きな所で読み返せる。最高だ。


(photo by Ryan Scott Graham

今一度、この企画をやらせて下さったMo-Greenの須藤さんと、素人の僕の誤字脱字の修正に尽力して下さったMo-Greenの仲道さんに心の底から感謝したい。Containerだったからこそ「ライターってなんて最高な仕事なんだ!」って思わせていただけたのだ。内容に対するリクエストや指示は一切ないし、文体も自由にやらせていただいた。おかげ様で自分のポテンシャルをフルに活かせたのだと確信している。


(photo by Anwar Carrots

読み返すと、いかに自分が友人に恵まれていて、彼等に助けて貰っているかを実感する。彼等がいなければ、このコラムも実現していないし、僕がライターという職を経験する事も無かっただろう。彼等がいなければ、僕の世界や視野はもっと狭いものであっただろうし、ひょっとしたら今もただの英語教師のままだったかもしれない。
「持つべきものは友」
今回の旅で身に沁みたフレーズだ。
"About Time"を毎回読んで下さった皆さんも、僕的にはもはやオンライン・フレンズですw
本当にありがとうございました。

Be good to your friends and they'll be good to you.

Bye for now.



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