Between the waves #25
レジェンドから学ぶこと
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2022.04.01
#25
ハワイ、ノースショアで今週行われたパイプラインマスターズ。
今までスポーツの試合にそこまで興味がなかった私でも、これは見逃せないヒートだった。
”サーファー”なら必ず観るべき試合。
今月で50歳になるケリー・スレーターの見事なチューブライディングが圧巻で、
このレジェンドは心と体はまだ20代なんじゃないかって思わされるほど。
だけど、試合後のケリー・スレーターのコメントがまたしびれるほど最高だった。
「ただただ深く呼吸することを考えて、”今”に集中するだけ」
「なんていうか、試合中に起こったことは言葉では表すことができないスピリチュアルな世界」
波動、エネルギーという言葉が最近はよく使われるけど彼のサーフィンを見ているとそれが完璧に説明できる。
呼吸をすることで、present momentに集中できて、そのエネルギーが波動として波にも伝わる。
人間のエネルギーはどの動物よりも強力で幸せな感情や逆にイライラしていると言葉に出さずとも簡単に相手にも伝わる。
まさに私がもっと深くトレーニングしたい、マインドや感情について。
連日のパイプラインマスターズを見て、火がついた日曜日は友達とバリのスウェルマグネットと呼ばれるセランガンにサーフトリップ。
他のスポットが小さくてもここはいつも波があるらしい、初めての場所。
ボートに乗ってメインブレイクまで10分ちょっと。
セットはオーバーヘッド程でファンウェーブ。
強い日差しの中2時間半ほどサーフィンをし、軽くご飯を食べ帰宅。
車に座った途端、眠気と疲れ、なんとも言えないフワフワした感じにどっと襲われた。
子供のころ夏休みに家族で海やプールに出かけた後のあの感覚に似ている。
夜は同じメンバーでずっと行きたかったバリの日本食レストラン「Okamura Bali」へ。
本格的な日本食に加えて、着物や浴衣を楽しめるこの場所。
気軽に日本文化が楽しめるこの場所は、外国人にはとても人気で一緒に行った友達も貴重な体験を楽しんでいた。
最近見つけた、宇治抹茶が飲めるMatcha Café
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。