Between the waves #26
選択の連続
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2022.05.02
#26
書いては消して、書いては消して、この記事を書き始めて30分以上経ってやっとこの1行。
普段はその週にあったイベントや楽しかったこと、逆に悲しかったことなどを書いているが今週は激動という文字がこれでもかっていうくらい似合う1週間だった。
何かをして動き回った訳ではなく、感情の動き、変化が目まぐるしくやっとここに書くことで落ち着かせようとしている部分もある。
仕事も、プライベートも、周りの人との関係も含んだ全ての感情を体験した気がする。
日曜日の朝5時半、家からバイクで30分程のサーフスポットに行くためまだ暗い外をドライブ。肌に当たるひんやりとした空気を感じながら、まだ人々が活動していない世界を走り抜けていた。
シェークスピアが言っていた通り人生は選択の連続で出来ているようだ。
どこに住むか、何の仕事をするか、誰と付き合うかのような大きな選択から
何を食べるか、何を着るか、何時に寝るかと言う日常的に無意識に行っているものまで。
もし1つ誤った選択をしたとしても、そこから学ぶことは必ずある。
というか、間違った選択からこそ人は気付き成長していくと思う。
私は最近マネージャーに、フルタイムからパートタイムにシフトしたいと伝えた。
理由は簡単、生活費が安いバリに住んでいるからフルタイムで働く必要がないこと。
もっとサーフィンする時間を作りたいこと。
パッションである書くこと、クリエイティブなことをする時間をもっと確保したいこと。
”If you don’t ask, you”ll never know” と英語ではいうが、マネージャーが私の心を読めるはずはないので、まさに聞いてみないとそれは絶対に実現しない。
仕事は絶賛大忙しの中こんなことを聞くのは少し気が引けたが、予想とは裏腹に意外と簡単に話がまとまった。
数週間聞くべきか、それとももう少し時間が経ってからにするべきか悩んでいたのは無駄だったかのように。
フルタイムのオファーを受けた時は当時はその選択で良いと思っていたが、周りの環境が変わるにつれてそれが正しい選択じゃなくなることがある。
なぜか、今週はあの時選んだ正しかった選択が今はそうじゃなくなったのかもしれないと言う出来事が次々重なりもう一度自分は何が欲しいのか見つめ直す時期なんだとリマインドされた。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。