
Mamma mia! #105
パスクア、いざ南へ。
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2022.04.26
#105
私たちは、バールでスマホを片手にビールを飲みながら空港までのバスを待っていた。
今回はベルガモからナポリまで飛行機移動。

駅でアペリティーボ。乾杯直後からスマホに夢中な二人(笑)。

ベルガモ空港はミラノからバスに揺られて約1時間。到着する頃には、なんだか普段より夕日が愛おしく思えた。
日本だとお花見で盛り上がっているこの時期が、イタリアではちょうどパスクアになる。そして、日本人にはあんまり馴染みがないけど、キリストが復活したことを祝う日で、キリスト教圏ではクリスマスと同じぐらい大事なイベントらしい。
だからイタリアにはパスクアとクリスマスにちなんだ、
「Natale con i tuoi e Pasqua con chi vuoi」ということわざのような、決まり文句がある。
これは、「クリスマスは家族と、パスクワは一緒にいたい人(恋人)と」という意味なんだけど、学校の授業で先生が教えてくれるほどよく耳にするお決まりなワードなのだ。
ちなみにパスクワの日付は、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と決められているんだけど、紛らわしすぎてもはやいつなのか自力ではわからない(笑)。
そんなパスクワは全国的に短いバケーションになるので、去年に引き続き今年も南へ飛ぶことになったのだ。

いざ、搭乗。先日手元に届いたイタリアのIDカードが初めて役に立った!イェイ!
ミラノからナポリは1時間ちょっと。到着までは一瞬。
ナポリ空港に着陸し出口へ向かっていると、大勢の旅行客をかき分け、後ろから付いてきたであろう警察官に呼び止められ、パスポートを出すように言われた。私のどこが怪しいの? 急いでいるのになんで私だけ? とちょっと不機嫌になりつつも、素直に滞在許可書とイタリアのIDカードを誇らしげに提示すると、問題なく外に出してもらえた。IDカードがまた役に立った(笑)!
そして、空港の外に出ると辺りはすでに真っ暗。

夜のナポリ空港。同時刻に到着した便が7便もあったらしく、人で溢れかえっていた。
そして迎えたパスクア当日。
少食な私は、午前中からみんなに
「今日はたくさん食べるよ!準備はできているか?」と胃袋の心配をされた(笑)。
南のパスクアと言えば、やっぱりラザニアってことで、濃厚で美味しいラザニアをお腹がはち切れるほど食べ、そのままノックアウト。残念ながらその後の肉料理などは頂けず、ドルチェのコロンバを食べ、エスプレッソで〆ることに。

毎日食べたいぐらい美味なラザニア。

パスクア名物、卵型のダークチョコレート。割ると中からおもちゃが出てくる。

こちらもパスクア名物、コロンバ。上から見ると鳩(コロンバ)の形をしているんだけど鳩に見えるかな?今回は初めてのリモンチェッロ味。
食べすぎたので、食後はベッドの上で横になってまったり〜。
そして夜は、仲良しのLUIGIから連絡があって久々にナイトアウト。ローカルで賑わう隣町のワインバールへ連れてきてもらった。

選曲が良いワインバール。

友人と合流したりして、気づけば大人数に。
久々に遅くまで飲んでなんだか疲れ果てていた私。
翌日カメラロールの写真を見ると、ほとんどがこんな感じでブレブレだった(笑)。

きっと久々に会えて楽しかったのだと思う。

帰りに立ち寄ったハーバー。やっぱり海の近くっていいな〜。
そして、パスクア翌日の月曜日は、パスクエッタと呼ばれる祝日で、ベランダでBBQをして過ごした。
ということであっという間にバケーションが終わってしまい、お家へ帰る日に。
なんだかとっても充実したバケーションだった。

雲の上から見るナポリの街並みがなんだか可愛かった。
ベルガモまでの飛行機が30分以上遅れ、ミラノへ戻るバスがまた30分遅れ、なんだか疲労困憊。

旅の帰りって疲れ果てて、こうなるよね(笑)!
おやすみなさい。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)









































































































































