
Between the waves #34
Good old days
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2022.06.13
#34
今年の8月にオーストラリアに戻るかも? しれない予定が出てきた。
あと4ヶ月後には8月だし、毎日凄まじい速さで過ぎていることを考えるとあっという間。
6ヶ月だけ〜なんて言いながら引っ越してきたバリに気づくと、結局もう1年ちょっと住んでる。
友達もたくさんできて、海の中で会う知り合いも増えて、何よりバリがもっと好きになって
愛着が湧いてきた頃。
いつかオーストラリアに戻るのは分かってたし、もちろん大好きなオーストラリアに戻るのは楽しみだけどちょっと後ろ髪を引かれる想い。
だけどまたすぐにパワーアップして帰ってこれそうな気もする。

雨季が終わりビーチに流れ着くゴミも少なくなってきた。ある日のBingin、ここはバリの中で一番お気に入りのビーチ。
ここ最近は観光客も徐々に戻ってきて忙しくなってきたバリ。
思い返すと、観光客がいないバリを体験できたのはすごく貴重だったのかもしれない。
混んでいない海も、カフェも、通りももうすぐ想像できなくなるんだろうな〜。
海の目の前にある小さなワルンが最近、どんどん取り壊されてビーチクラブが建設されている。
こじんまりとしてローカルで賑わうワルンが個人的には大好きで、バリを象徴する一つなのにそれがなくなっていくのはすごく寂しい。
私が住んでいるチャングーエリアで一番人気だったOld Mans。
どんなレベルのサーファーもサーフィンできる海の前にあるバー・レストランでチャングーを象徴していた場所。
コロナ前は水曜日は毎週ビアポン(Beer pong)大会があって、優勝するとサーフボードがもらえたり週末はここに行けば誰かに会える、そんな場所。
ここで出会い付き合ったり、結婚したカップルも多くいる。
チャングーを見守ってきたOld Mansが取り壊されているのを見ると時代が変わっていくのを肌で感じる。

またチャングーに訪れる人々が集いあえる素敵な場所に生まれ変わってほしいな。

Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。












































































