自由でわがまま

Between the waves #36

自由でわがまま

Contributed by Miki Takatori

Trip / 2022.06.24

ひとつの場所に留まることが苦手で、さまざまな国を転々と旅してきた高取美樹さん。それぞれの場所で、暮らすように旅を続ける彼女が切り取る、何気なく、そして特別な瞬間。

#36

今週はなんだか予定がたくさん入っていて、
しばらく会っていなかった友達の誕生日ディナーに行ったり、
バリに住んでいる同世代の日本人の友達とバリの居酒屋に行ったり、
サーフ仲間たちとバリで今一番人気の日本食を食べに行ったり。

(なぜか、いつもご飯の予定ばかり…笑)

夕方は仕事で部屋にいることが普通だけど、久しぶりにサンセットタイムに外に出てみると美しい夕陽が海の方に沈んでいた。

去年は毎日朝と夕方サーフィンをして、オレンジが海に溶けるようなロマンチックなサンセットを海から眺めていた。

バリ生活も残り少なくなってきたことだし、夕方のサーフィン復活させたいな〜と思ってきたここ最近。

20代の私はまだまだ自由でわがままだ。

「客室乗務員になりたい!」という夢を叶えたものの、カタール移住前にサーフィンにどっぷりハマってしまい、7〜8年は続ける計画でいた仕事を「毎日サーフィンがしたい」という理由で数年でやめてしまった。

「満員電車に乗って仕事に行くのは絶対に嫌だ」という理由で日本での就職は考えもせず

「海の近くに住む、サーフィンに没頭できる環境を作る」だけの理由でオーストラリア、バリに移住し

「自分の好き、情熱を仕事にする、貯金はしないで、経験に投資する」を信念にしていたら一つの会社に属していられない。

初めはもちろん不安だらけだったけど、こんなことを長く続けていると

あるタイミングで急に仕事が来たり、何も予定がなかったから行けた場所や出会えた人がいて、その繋がりがまた次に繋がって…。

というようになんだか上手く回るようになる。

だから色々と頭の中で思考を巡らせる必要はない。

気の赴くままに、直感に従っていれば全てなんとかなると気づいた。



毎週火曜日にあるTaco Tuesday、1つ10ルピア(90円くらい)で美味しいタコスが食べられる人気の場所。



この日はドイツ出身、サーフィン友達のHjordiの誕生日。久しぶりに彼女とキャッチアップが出来て、楽しい夜になった。






Miki


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