
To Me, Somewhere in the World #32
夏になりきれない、夏みたいな日
Contributed by Yoko
Trip / 2022.06.22
未知なモノすべて知らないことを知りたい、欲望に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。日本国内の旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。
#32
暑い、暑いとしか言えないくらい汗が流れ落ちる天気のいい晴れの日。
ひたすらに天気が悪くて、雨で全体的にじめじめする日。

東京、夜のスカイツリー。曇天。
それが交互に来る。これが梅雨というものか、と長野を飛び出し東京に進んでも雨。札幌に飛んでも雨。阿寒町に飛んでも雨、というか雷。人生にそうそうない、というくらいには夜通し激しく鳴り響いていてびっくりした。そして夜が明けると、打って変わって夏みたいな晴れの日。天気という事象はとっても気まぐれで、その場にいる人間を置いていくくらいには急なものだ。
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長野、メロンのカクテル(ピセ)。
最近、北海道と東京と長野と沖縄あたり(と時々その他)を行き来するだけの人になっている気がする。カメラロールを遡ってみても、同じような地域にしかいない。これはまずいと思う、上半期がもう直ぐ終わる月の後半。時間が経つのは本当に早いと、いつでもどこでもしてしまうような会話をすることにも飽きたけれど、とにかく本当に日々は進んでいくなと実感するばかり。明日が来なければいいと願うほど噛み締めるように過ごす日も、ただただ消耗するように息をするだけの日も。
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札幌、今シーズンオープンしたばかりのビアガーデン。
「夏と冬、どっちが好き?」
場を繋ぐためのややどうでもいい質問に、いつも考え混んでしまう。夏自体がもたらす暑さは全く好きではないけれど(日焼けもするし)、冷やし中華や冷たいビールを楽しんだり、花火や海などで遊んだり、イベントに参加したりと、夏が連れてきてくれるその他大勢のものたちは好きだ。

札幌、10回目くらいのミルク村。
今年は数年ぶりに開催される祭りが多くて嬉しい。札幌でもYOSAKOIソーラン祭りが開かれていた。身近にあった時は正直「音の大きな踊りのイベント」という認識にすぎなかったが、そこに当然あるべきものがないと、それはそれで寂しいと感じるのだからわがままなものである。今回は見に行くことはなかったけれど、観戦していた友人がSNSに映像をアップしていて何だか嬉しかった。
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東京、韓国料理屋さん。要スタミナ。
去年は長野の夏にバテてしまったので、今年の夏は元気なまま楽しみ尽くしたい。タイあたりのビーチとかで。全然知らない国の離島のビーチでもいいな。
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Yoko
長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、日本国内を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。











































































