
Mamma mia! #115
アペリティーボの季節
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2022.07.05
#115
プロセッコが美味しい季節がやってきた。
なので、ついつい家でキンキンに冷えたプロセッコを開けてしまう。

プロセッコの中でも、スーパードライが好き。
そんなことで、友人とアペリティーボへ行く機会も増えてきた。
今日は、素敵なバールへ行ったのでそのお話。
私は身軽にサクッと飲みに行けるイタリアのアペリティーボ文化がとっても気に入っている。
日本にいたときに使っていた、メインの予定の前なんかに
「1杯ひっかけてから行く?」
みたいな野暮ったい言葉も、イタリア語を引用すれば、なんだか洒落た感じに聞こえる。
「アペしない?」
みたいにね。
今回のお目当てはFONDERIE MILANESIとOFFICINA MILANO。
ナヴィッリの近くにある開放的でボタニカルなバールへ。
ここは、近くにメトロの駅がなく、バスを乗り継がないとアクセスできないというちょっぴり穴場的なところ。そんなこともあって時間に余裕がないとあまり訪れることがないエリア。緑に囲まれたエリア内に2、3軒のバールが立ち並んでいて、予約をしないと入れない人気っぷりなのだ。
初めて訪れたので当然そんなことは知らず、オープン時間に合わせて到着したつもりなんだけど、すでにテーブルがかなり埋まっていた。

都会にありながらなんだかボタニカルな雰囲気の場所。夏はやっぱりグリーンに囲まれた開放的な場所がいい!
このまま奥へ奥へと進んでいくと、FONDERIEにたどり着く。

ここがエントランス。

7時にオープンしてまだ間もないのにすでに満席だった。人気の中庭エリアは予約必須のよう。

ガレージを改装したような内装で、自転車がインテリアになっていたりする。
アペリティーボにはここ10年ぐらいの間に新しい文化も生まれて、アペリティーボと夕食(チェナ)が一緒になった、アペリチェーナ呼ばれるスタイルもあるのだ。

ブッフェ形式のアペリティーボもあって、夕食がわりにもなる。まさにアペリチェーナ。
暑いとなんだか無性にモヒートが飲みたくなるので、ミントの葉っぱがたっぷり入ったモヒートで乾杯した。
そして、隣のバール、OFFICINA MILANOへはしごすることに。
ここはカクテルバーで、コンセプトがtrasparenza(透明)なんだとか。見ての通り、グラスもチェイサーも、さらにメニューまでもスケスケで、なんだか洗練された雰囲気が伝わってきた。

ここがOFFICINAのテラス席。

ボトルにはラベルもなく、メニューまでもスケスケ。

フードは上品で、グラス類は見ての通り、トラスパレンテ。なんだか見てるだけでクールダウンできそう。
行き慣れた場所に行く方が楽なんだけど、たまには普段アクセスしないエリアへ行って、特別なアペリティーボを楽しむのもいいなと思えた日。
では、また来週!
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)









































































































































