Mamma mia! #117
ご縁とタイミング
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2022.07.19
#117
7月のはじまり、ローマへ行ってきた。
2年と半年イタリアにいるけど、ローマへは行ったことがなかった私。
マイナーなスポットへはたくさん行っているわりに、メジャーなローマへは行ったことがなかった。
だから、友達からも決まって
「えっ、行ったことないの?」
と驚かれるから、
「Roma doesn't call me」
なんて風にいつも答えていた(笑)。
そう、ご縁がなかったみたい。
旅や旅行は「ここへ行きたい!」という自分の意志もあるけど、それだけではなく、ご縁だったり、タイミングも大きい。というより、それも大事にしたいと思っているんだ。
まるで導かれる感覚。
だから、タイミングをじっと待つ。
そして、タイミングと言うものは必ず訪れるから
いざその時が来たら、
「Finally, it's calling me!!!!」と言うテンションで、いざその土地へ。
今回のローマも私にとっては、良きご縁。
と言うのは、この記事の担当をしてくれている編集部の仲道さんに、スケートボードのレポート記事を提案したところ、「面白そうですね〜」という話からローマ行きが始まったから。
そうとなれば早速大会本部へメディア申請をしたり、フォトグラファーを手配したり、電車や宿を予約したり、オーガナイズしないといけないことがたくさん出てきた。
そして何より、イタリアでの取材は、初回ロックダウン前の2020年2月に行われたミラノコレクション以来。緊張もするけど、興奮やワクワク感の方が強くて、なんだかアドレナリンがドバドバッと分泌された感じだった。
でも、ローマに住むカメラマンを知らなかったので、SNSで探したり、友人に聞いたりしたところ、ローマに住む友人が知り合いのフォトグラファーを紹介してくれた。
今になると、一つ一つがミラクルで、なんだか全てがご縁だったな〜と思える。
巡り合わせってなんだか嬉しい♡
バタバタしていた時期なので、初の深夜バス移動。想像以上にスペースは広かったけど、3〜4時間が限界かも(笑)。ちょっとしか眠れなかった。
朝8時、ローマ駅に到着。
初めてのローマ。
特に感動もなく、眠気と疲れと暑さだけが記憶に刻まれた(笑)。
Roma Termini駅付近はこんな感じ。
そして、早朝過ぎるのは分かっていたものの、ホテルに電話してみたところ、ラッキーなことに1時間後にアーリーチェックインできるようにするからと言ってくれた。
なので、駅でカプチーノを飲んで、ホテルへ向かった。
そして、少し休んで午後から会場へ。
大会が行われるスケボーの会場からは、世界遺産のコロッセオが見えるという贅沢さ。
夕方頃、フォトグラファーと会場で待ち合わせてミーティング。
先にメディア申請を済ませるためフォトグラファーとメディアブースへ行ったところ。
オンラインで申請していたものが、フォトグラファーの分だけが承認されていなかった。理由は、フォトグラファーの数が多すぎて早めに締め切ったらしく、この状態だと私たちの撮影はできないことになる。
いや、ここまできてそれは困る!
と、思っていたら私より先に、フォトグラファーのLEOがメディア担当のトップに交渉できるよう段取ってくれていた。
おぉ、まじか!!!
と驚きながら感謝した。
下手なイタリア語で私が交渉しても100%NGを喰らうだろう、そう言う国なんだ、イタリアは(笑)。
そして、担当者と話すLEO。
どうか許可が降りるように願う私。
交渉の末、LEOの巧みな話術によって、撮影の許可がおりメディアパスをもらえたのだ。
イエーイ!!!
セミファイナルを見ながら会場を回ったり、カメラが入れるエリアを確認したり。
スタッフのお姉さんが配っていたステッカーをゲット。
ミーティングが終わった後は、メディア席にて一人セミファイナルを観戦&お勉強。
スケボー用語や簡単なことは、動画を見たりして少し学んだものの、スケボー経験はたったの1度しかない私。東京にいるときに仕事絡みで頂いた可愛いPENNYもいつの間にかお家のインテリアになっていた程。でも、スケボー観戦は昔から好き。
そんな私でも凄い技だと言うことは分かる!
特に男子、技が早すぎて、彼らの足元で何が起こっているのか、全く見えない。
ただただ、パフォーマンスの全てがカッコよくて、
「やばーーーーー!!」
「おおおおーーーー!!」
「えーーーー!!」
「すっごいじゃーーーん!!」
「まじで!!」
みたいな言葉の繰り返しだった。
そして、セミファイナルの時点で満席の一般席。
明日のファイナルは人が溢れかえりそう。
熱気が溢れるセミファイナルの会場。
こんな感じで、エキサイティングなローマの初日が終わった。
大会の様子やスケーターへのインタビューをしたレポート記事もあるので、ぜひチェックしてください。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)