香港ミルクティー

To Me, Somewhere in the World #39

香港ミルクティー

Contributed by Yoko

Trip / 2022.08.10

「世界一周がしたくて、思い切って会社をやめた」
未知なモノすべて知らないことを知りたい、欲望に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。日本国内の旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#39

「香港ミルクティー」はシーシャのフレーバーだ。何だか香りを嗅ぐ前からワクワクする音。香港のイメージと実際のアジアな香りが合わさって生まれた、魅力的な単語。音のリズムというか、イメージというか。何だかとてつもなく好みだと思った。


長野、夏。



香港に初めて行ったときもワクワクした。ワクワクするものといえば旅。国内を旅するのも大好きだけれど、国外でしか得られない言いようのないワクワク感は確かにある気がする、と各所で首がもげるくらいに同意してきた。今や動画サイトを見れば綺麗な映像が見られるし、Vlogを見ればよりリアルな目線で景色を覗ける。それでも、その街の香りや人々が作り出す雰囲気、すれ違う人の表情や歩く速さから生み出されるリアルはそこにしかない。

夏はビール。いや、いつでも。



久しぶりにインスタグラムのプロフィールに行った国の旗を並べてみる。行った国は30ほどなので忘れないけれど、いつどこに行ったかな……という記憶は写真を見なければ曖昧な国もある。日本から近いはずのアジア、距離的には遠い異国と言えないまでも異文化を感じられるアジアが好きで、その辺りはかなり行っている。

国という分け方が難しい部分もあるが、アジアだけでも韓国、中国、台湾、香港・マカオ、フィリピン、ベトナム、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、インド、インドネシア、スリランカを訪れた。多くの旅人に勧められたネパールや、モンゴルにもいつか行ってみたい。

長野、祭り。



今年はコロナ3年目に入り、旅のテンションも気持ちのテンションも上がり下がりが激しかった。だから大して旅していないかなと思ったけれど、国内だけでも振り返ればそれなりに。旅として訪れたのは11都道府県、北海道(札幌、道央、道東)、岩手、宮城、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、岡山、広島、沖縄(本島、石垣、波照間、宮古)。

2週間以上の旅はなかなかにハードだということを学んだので、そういう旅は避けているはずなのだけれど、結局家にいたのは7か月のうち4か月。約3か月はどこかしらに行っていたみたい。長野からだと遠出する時は大体東京経由になるけれど、名古屋経由の石垣もデビュー。次は新潟経由で北海道(フェリー)に行ってみたい。

長野、シーシャ場 円 -en-.




旅のワクワクを掴みに行く前に……香港ミルクティーを香りに行こうかな。

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