I’m back!

Vive les vacances ! #3

I’m back!

~Time to spare Heart to spare~

Contributed by Mizuki

Trip / 2022.09.21

Vive les vacation!=”バカンス万歳!”
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。


#3

ついに出発の日が来た。

コロナ禍で海外渡航が制限されていたため、約三年ぶりの渡仏になる。
この三年間で「フランスに行きたい欲」はMAXに達していた!

出発前、毎日のように友人と会って出発前の日本を楽しんだ。これからあまり食べられないであろう日本食を食べたり、国内旅行で「和」を感じたり。

定食ランチ。私は大好きなアジフライ定食!



出発前にどうしても食べたかったかき氷。



沢山の友人が「出発前に会おう!」と言って私を見送ってくれた。前回の留学でも同じだが、留学を機に「本当に良い友人に恵まれたな」とつくづく思う。

友達が色紙とケーキを用意してくれた。



そうしているうちに、あっという間に出発の日を迎えた。

二回目の留学というせいか、留学への実感は全くと言っていいほどなかった。
だけど、いざ家族や友人と別れるとなると悲しかった。「一生の別れではない。一年なんてあっという間!」と自分に言い聞かせながら、空港まで見送りに来てくれた家族と友人に別れを告げ、パリ行きの飛行機に乗った。

すると周りはほぼフランス人。機内ではフランス語が飛び交っていた。フランスのエアラインだったからであろう。その瞬間、「フランスに行くんだ」という実感が一気に湧いた。

機内がオシャレだった!さすがフランス。



それから、機内でワインを嗜む隣の席に座っていたカップルを見て「フランス」を感じた。ありがたいことに、全くの他人であった私にもワインが提供された。そして一緒に乾杯した。私はそこにフランスらしさ、フランス人の温かさを感じた。きっと、「約15時間というフライトをどう楽しむか」というフランス人ならではの気持ちの表れなのではないかと思った。それはとても良い旅の始まりになった。

隣の席のカップルからいただいたワイン。


「Bon voyage!(良い旅を!)」
長いフライトを終え席を離れる時、ワインをくれたカップルが話しかけてくれた。これからの旅が良いもの=“Bon voyage”になるように頑張りたい。

そして、機内から出るとなんだか懐かしい匂いがした。「フランスの匂いだ」と思った。「私の知ってる匂いだ!」と嬉しくなった。それからフランスに帰って来たことを実感した。

それと同時に、空港には誰も迎えがいないことを思い出した。高校の時は日本人の留学生と共に日本を出発し、空港では誰かが待ち受けていた。でも今回は違う。自分一人で目的地にたどり着かなければならない。このことに少し寂しさを感じつつも、自分は大人になったんだなと感じた。

パリに到着したのは夕方。この日はパリのホテルで過ごし、次の日リヨンへ出発する。

ちゃんとリヨンに辿り着けるかな? リヨンはどんな所だろう?

明日からの旅も楽しみ。


À bientôt!


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