First day in Lyon!

Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #4

First day in Lyon!

Contributed by Mizuki

Trip / 2022.10.05

Vive les vacation!=”バカンス万歳!”
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。


#4

時差の関係で(日本とフランスの時差は7時間!)でうとうとしながら、パリで朝を迎えた。今日はリヨンへ出発する日。日本では新幹線にあたる“TGV“に乗ってパリからリヨンへ移動する。約2時間くらい。

TGVには前回の留学でも何度か乗ったことがあるが、いつもホストファミリーと一緒だった。だから一人で乗るのは今回が初めて。

高校時代お世話になったホストファミリーに1人で電車に乗る事を伝えると、
「電車到着後またすぐに出発するから早めに駅に着いていた方が良い」というアドバイスをもらった。言われた通り、時間に余裕を持って出発した。重い荷物を持ちながら、広い空港でリヨン行きのホームを見つけるのには案外時間がかかった。早めに行動して正解だった。

電車が来るまでの時間、旅のお供を求めてホームのすぐそばにあった”PAUL”(フランスで有名なパンのチェーン店。日本にもある!)で朝ご飯のサンドイッチを買った。そうしているうちにあっという間に出発の時間になった。

電車が到着すると、私は大きな荷物を抱えて電車に乗り込んだ。無事、予定していた電車に乗ることができた! しかし問題はどこに座るか。私が乗った電車にはなぜかわかりにくい位置に席番号が記載されている。私は自分の番号を見つけられず通路を行ったり来たりした。久々のフランス語は緊張したが、近くいた女性に聞いてみることにした。すると、その会話を隣で聞いていた男性が私の荷物をさっと持ち、私を席まで案内してから何も言わずに去っていった。私はすかさず“Merci”(ありがとう)と言ったがすぐに行ってしまってた。フランス人らしいなと思った。ちょっと態度はそっけないけど本当は優しい。そんな隠れ持った温かさを持っているフランス人。電車の旅でも「フランス」を感じることができた。勇気を出して話しかけてよかった。

やっと席に座って落ち着くと、駅で購入したサンドイッチの時間! 朝から何も食べず動き回っていた私はとてもお腹が空いていた。窓からの景色を見ながら、紙の袋に入ったサンドイッチをかぶりついた。「大きすぎ?」と思ったが全て食べきってしまった。フランスのパンはやっぱり美味しい。

PAULで買ったサンドイッチ。旅のお供にマスト!旅がより楽しくなる。



TGVには足置き?がある。気に入った!笑



窓からの景色。都会から少し離れるとすぐにこのような景色に変わる。


あっという間に2時間が経過し、電車はリヨンに止まった。そして電車を降りた。リヨンの最初の印象は暑いこと! 少し肌寒かったパリとは一転し日差しが強く暖かかった。周りはノースリーブやワンピースなど涼しげな格好をしている人ばかりだった。そんな中この暑さを予想してなかった私はパリで着ていたスウェットパーカーでそのまま来てしまった。とても暑かったので私も思い切ってパーカーを脱いでノースリーブ一枚になった。「また日焼けする!」(前回の留学で真っ黒に日焼けして帰国したため皆を驚かせた。笑)と思いながらもまた暖かい場所に来れたことが嬉しかった。

Lyon Part Diex駅周辺の景色。



今日は無事にリヨンに到着することができた。「電車に乗って目的地まで行く」という小さな事だったかもしれないが、ハラハラドキドキした。でもそれをクリアしたことで達成感と自信も得ることができた。またその過程には新しい出会いもある。私はそんな旅が好きだ。

まだ旅は始まったばかり。
これからどんな出会いがあるのか楽しみだ。


À bientôt!


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