
Mamma mia! #128
美しく凛とした瀬戸内海を越えると
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2022.10.04
#128
羽田から高松へのフライト時間は1時間10分。
高松空港に着いたらフェリーが出ている港へ向かう。

いざ小豆島へ。大きめの船なので酔いもなく快適な船の旅を楽しめる。

フェリーのデッキから眺める景色。いつ戻ってきても美しく、穏やかで、凛とした瀬戸内海が大好き。
フェリーに乗ったら、必ず客席よりも一つ上の階にある展望デッキへ上がる。
ゴォーーーという大きな船のエンジン音を聞きながら、太陽の日差しを右手で遮る。
そして、デッキの端へ行き、ほんの少し潮風を浴びながら目の前に広がる360度の瀬戸内海を堪能する。
すると、深い青から緑のグラデーションになった海水が、太陽の日差しに反射して水面でキラキラと輝き出す。
このデッキからの景色がたまらなく好きで、なんだか心が休まる自分がいる。
それは、美しくて穏やかな瀬戸内海が、まるで私を出迎えてくれる気がするから。
そして展望デッキで過ごすほんの少しの時間。
潮の匂いや海の色、デッキで浴びる強い日差しや静まり返った海が、私に小豆島が近いことを教えてくれる。
ただいま、小豆島。
幼い頃はこの小さくて不便な島が嫌いだった。
移動も含め、何をするにも時間がかかって、ここには何もないと思っていた。
でも、島を出てからは「愛してやまない故郷」に変わった。
島に何もなかったわけではなく、
全ては、探そうともしない、知ろうともしない、愛そうともしない、自分の問題だった。
海外へ行っても必ず離島へ行きたがる島好きな性格は、きっとこの地元のせい(笑)。
今回の帰島では、大好きな島を味わい尽くすつもり。

島で一番美味しいMINORIジェラート。イタリアのジェラートにも負けてないぐらい。そして島の特産物の醤油味やオリーブなんかもある。

私が愛してやまない姪っ子たちとジェラート。

小豆島で唯一の酒蔵、MORIKUNI酒造。

気になる日本酒は全て試飲させてくれるので、納得いくまで選ぶことができちゃう。

エンジェルロードは、干潮の時だけ、海の中から現れる砂の道。天気がいい日はエンジェルロードがこんなふうに見える。ちなみに大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うと言われている情緒的な場所だったりする。

小豆島で見る虹は、きっと高校生の時以来。貴重なレインボースカイ。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)












































































