しめ縄作りをお手伝い

Mamma mia! #129

しめ縄作りをお手伝い

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2022.10.11

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。今回は、帰国中にご縁があって、神社のしめ縄作りをお手伝いすることに。

#129

「お正月に飾るしめ縄の作り方知ってる?」

ご縁があって、一時帰国中に急遽神社に飾る大事なしめ縄作りをお手伝いさせてもらうことになった。実は前から、しめ縄を手作りしてイタリアの自宅に「和の心」を投入させたい、なんて思っていたので、今回はアシスタントとしてお手伝いすることになったけれど、時間があれば、ちょっと教えてもらえたりするかな、なんて期待もしながら(笑)。

そして、迎えた当日、神社に着くと、たくさんの地元の人たちが集まってしめ縄を作っていた。自宅に飾る小さいものではなく、神社の鳥居に飾る大きなしめ縄だ。
作業しているのは、大工さんだったり、学校の先生だったり。
職業はバラバラだけど、しめ縄作りに慣れ親しんだ人たちなのが一眼でわかった。
なんだか熱気と男気が伝わってきた!

メインの鳥居に飾るのは、一番大きなしめ縄。



そして、神社の鳥居に飾る大きさなので、さすがに一人では大変ということで、地元の男の子とペアになって作業をすることに。

私がお手伝いさせてもらえたのは、出来上がったしめ縄から飛び出た稲わらをハサミで切って稲並み!? を整えたり、しめ縄から垂れる(多分)〆の子と呼ばれるものを付けたり、(多分)垂紙「しで」と呼ばれるものを垂らしたり。そして、仕上げは出来上がったしめ縄を竹で固定しながら神社の鳥居に飾る作業。

これがしめ縄に(多分)〆の子を付けて、(多分)垂紙「しで」を垂らすところ。意外とパワーが必要で大変。



神様を祀っている本殿にもしめ縄を。



私がペアになって共同作業をしていた28歳の男の子と、

「だんだん日本の伝統が薄れているので、こういうことも含めて後世に残していきたいっすね〜」
「本当にそう、伝統って大事にしたいよね、次の世代に残してくださいね」

そんな感じの会話をしながら、しめ縄を飾ったのを覚えている。

お手伝い中の私、仕上げに稲並みを整えているところ。



稲なみを整えたら、一番大きな鳥居にしめ縄がかけられるのをみんなで見守る。



お手伝いだとしても、神社に飾る貴重なしめ縄作りに参加できてよかった!!
ありがとうございました!


作業が終わって振り返ると、空が気持ちがよかった。



小豆島の形が刻まれた可愛いお守りはイタリアへ持って帰る。



イタリアの自宅に飾るしめ縄は、また別の機会に。


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