またね、日本

Mamma mia! #132

またね、日本

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2022.11.01

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。ついに迎えた日本滞在最終日。羽田についてから「納め」三昧で美味しくてエモーショナルなひとときをお届け。

#132

一時帰国中にやらなきゃいけないこと、

今回、私の場合は、

✔️日本の免許証更新
✔️イタリアでの手術代(3年前)の保険金請求
✔️クレジットカードのこと
✔️銀行のこと
✔️日本のスマホ解約
✔️実家に預けたままの荷物の整理
✔️病院関係
✔️歯医者
✔️美容クリニック

ざっくりこんなところ。

でも、せっかくの一時帰国が必須項目で埋め尽くされるのもなんだか色気がない(笑)。

そんな気持ちで迎えた日本出発の日。
と言っても、フライトは深夜0:00頃なので、時間は丸1日ある。
それを良いことに、早めに羽田に向かい、友達が提案してくれた

「ノドグロ食べ納め」

をすることに。

まずは、高松空港から羽田のフライト、その後、羽田からミラノのフライトになるんだけど、高松空港で預けた24kg×2つのスーツケースは、そのままミラノまで運んでくれるということが発覚(以前確認したら羽田で一度荷物を受け取るように言われていた)し、この時点からスキップをするほど身軽な気持ちになれた。

さらに、合計8kgオーバーの荷物も、指摘をせずに預かってくれたり、無制限の量の液体を持ち込めたり、日本の空港でのゆる〜い検査に本当にありがたみを感じた私。
というのも、最近ヨーロッパのLCCに乗ることが多かったので、搭乗寸前に持ち込み用バッグのサイズを指摘され、その場で追加料金を払わされるという、おっかないシーンをよく目撃していたからだ(笑)。
なんて平和なんだろう、日本の空港。

高松から羽田へ向かう機内。窓から見えた富士山を拝み納め。ありがたい景色。



高松空港ではそんな心配をする必要もなく、無事に羽田へ到着し、友人と合流。
向かった先は、新鮮な魚介類の宝庫、築地。

いざ築地へ。レインボーブリッジを渡り納め。良い眺め。



もちろん、お目当てはノドグロ♡
日本に到着した夜に入ったお寿司屋さんは、ノドグロが売り切れていたので、今度こそリベンジと、ノドグロ熱を抑えきれなかったのだ。
ちなみにイタリアでは、星付きの高級レストランでしか食べられないので・・・❤︎

築地にて、ノドグロ食べ納め。ここで出会ったキンキのお寿司もうまくて悶絶!! なんて幸せ♡



東京タワーを見納め。相変わらず美しい。



最後は、エモーショナルな東京タワーに心を奪われ、
大満足な8時間が終わった。
一時帰国は、自分の知識や経験として得るものが大きくて学びになることが多い、その分、情報量も多くてちょっと疲れる部分もある、改めてそんな風に感じた。


トランジットで降り立ったヒースロー空港。荷物検査が鬼厳しくて、げっそりした(笑)。こんなに厳しく見られたのは久々で、とにかく口に何か液体を流し込んでゆっくりしたかった。



無事にミラノのマルペンサ空港に到着。まず向かったのはバールのカウンター。「Un caffè per favore!」と、ビギナーっぷり全開なイタリア語でエスプレッソを注文。



機内のコーヒーがマズすぎて、恋しかったんだ、イタリアのエスプレッソが。

無事に到着、ただいま、イタリア。


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