For my growth

Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #7

For my growth

Contributed by Mizuki

Trip / 2022.11.30

Vive les vacation!=”バカンス万歳!”
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。


#7

入寮続きが完了し一段落したと思ったけれど、まだまだやることがたくさん。

まずは買い出し。寮は今年できたばかり。だから前に住んでいた人が残したものはなく、すべて自分で揃えなくてはならない。

ということでまずは、スーパーへ行ってきた。塩胡椒などの基本的な調味料やフライパン、トイレットペーパーなど。今まで一人暮らしをしたことがなかった私にとって、何もかもいちから揃えることが新鮮だった。


フランスの大手スーパーCarrefourで買い出し。日本のカートと違って面白い。


フランスのスーパーは日本と違って面白い。例えば、チーズセクションの広さ。種類が豊富すぎて何を買えば良いのかわからない。でも「チーズ大国」フランスでは何を買っても美味しい。この留学期間でお気に入りのチーズを見つけたい!

もちろんこの日だけで必要なもの全ては揃えられなかった。だから数日間料理ができなかったり、枕や布団なしで寝たりもした。こんな経験は初めてだったし、泣きたくなる時もあった。でもこんな経験が初めてだったからこそ、普段いかに恵まれた環境で生活出来ていたかということに気づいた。日本の家族に加え、前の留学で不自由なく生活させてくれていたホストファミリーに感謝したい。

数日後、オリエンテーションの合間を見つけてIKEAへ行って来た。留学生同士の会話で、大学の近くにIKEAがあることを聞きつけたからだ。一人暮らしの私にはとてもありがたい。そこでやっと布団や枕、食器などを揃えることが出来た!


一人暮らしは寂しいから相棒をゲット!



これからはしっかり寝れるはず。


買い出しに加え、当然洗濯などの家事も自分でやらなくてはならない。入寮日までに完成しているはずのランドリールームがまだ工事中だったため、近くのコインランドリーまで行かなくてはならなかった。そもそもなぜ入寮までに工事が終わっていなかったのか? それは学生のいない夏休み期間は工事も中断されていたからである。「バカンス=働かない」、またもやフランス人らしい考え方。本当だったら不便なのに「フランスらしさ」で許してしまう私がいる。

wifiや冷房がないなど他にも問題はあるが、これもすべて「経験」だと受け止めるようにしている。まだ留学は始まったばかり。これからもっと大変なことがあるだろう。だからこんなことで挫けてはいられない。

一度フランスへの留学経験があるとは言え、前回の留学とはまったく違う。自分でやらなくてはならないことばかりだから。それでも楽しい。なぜなら自分の「成長」を実感できるから。留学はそんな機会をたくさん与えてくれる。

自分はもう高校生ではない、大人。
もっと成長できるように頑張りたい。


À bientôt!


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