Couch Surfing Club #29
西海岸ロードトリップ編
Mind Mapping
Contributed by Yui Horiuchi
Trip / 2023.02.16
#29
「今日はどこか行きたいとこある?」
「夜ご飯にMad RiverのBBQ食べてみたい、地域イチ美味しいって言ってなかった?」
「うん、めちゃくちゃ美味しいよ、でも食べに行くなら夕食だよね、その前は?Safeway行きたいって言ってなかったっけ?」
「あ!うん!行きたい行きたい!」
「何か探してるの?」
「まあオレゴン行く前の価格調査ってとこかな」
円安の追い風もあり消費税がかからないオレゴンで買い物を満喫しようと思っていた矢先だったので、余分な出費を抑えるために買い物リストを持ち込んでSafewayでmind mappingをしに行った。
なぜsafewayにこだわっていたかというと、自分たちの食材を買いに行くオーガニックスーパーでは徹底的にジャンクなものが排除されていて(当たり前だけど)お菓子類も全て健康的。
親友のリクエストで箱買いしてきてと頼まれていたのは残念ながらオーガニックスーパーには取り扱いがなく、Safewayならあるだろうと狙いを定めていた。
幼少期アメリカで慣れ親しんでいたお菓子類はジャンクすぎて一時販売中止になったことすらある。
Safeway に入店するとオーガニックスーパーよりさらに品数が多く、パッケージデザインの派手さに懐かしさすら覚えた。
商品が多すぎて探しものが見つからない。
「なに探してるんだっけ」
「fruits roll ups と fruit by the foot、Gashersがあるからこの辺だよね、、」
似てる箱が多すぎて全然見つけられないでいると、
「あ!あったよ!やばい20年ぶりくらいに見た」
「あったーーーー!!よし、オレゴンで買えなかったらここで買えるってことで安心した」
同い年の友人も幼少期以来ぶりの再会に驚いていたようだ。
「これ一回販売停止になってたじゃん」
「多分添加物の使いすぎで訴えられたんだけどその後クオリティを変えて再販したみたいだね」
そんな話題のFruits roll upsは果汁グミを薄く伸ばしてシート状にしたもの。
Tongue tattooというシリーズにハマって、グミシートに印刷された食用インクの面をベロに貼り付けると舌にスマイリーなんかのフェイクタトゥーが残る仕組みで楽しかった幼少期の思い出の一つ。
あとは日本でもお馴染みのポン菓子をマシュマロで固めたrice crispyというお菓子も値段をチェックして任務完了。
その他に気になって仕方がないお菓子なんかを友人といろいろツッコミながら店内を回った。
夢のようなトルティーヤの棚。
コーントルティーヤが昨今の世界情勢により日本では入手困難になってきてしまった。
チリペッパー入りやフラワートルティーヤも全粒粉からほうれん草入りなんてものもある。
棚ごと全部ください。
クリームチーズはコストコの方が安かった。
キャロットケーキに乗せるフロスティングを作ろうかどうしようか悩んでいたけど、値段を確認してここは買わずにストレートに食べようと思った。
その方が健康的だし、と自分を納得させる。
フレーバーつきのクリームチーズも。
レアチーズケーキを想像したら良いのかな、こちらは逆に値段が安すぎて不安になってしまった。笑
Pillsbury のクッキードウ🍪
マスコットキャラクターPillsbury Doughboy のお玉置きがうちには二つあるはず。
使ってないな、帰国したら探してみよう。
大好きなピーナッツバターパウチ、やっぱり少し値上がりしてる。
確かピーナッツ自体が値上がりしたんだっけ。
ハロウィンシーズンを目前に盛り上がるパンプキンフレーバーの限定品がズラリ。
終盤買いたいものがあったことを思い出して製菓剤コーナーでキャンドルを購入。
ついでにクラフトビールも3缶買ってお会計。
バラ売りで買うと絶対500缶(多い!)を買う羽目になるが仕方ない。
元気な時に飲もうと思った。
ローカルスーパー探訪はこのくらいに済ませておいて一大イベントの夕食を前に犬の散歩に出かけることにした。
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Yui Horiuchi
東京を拠点に活動するアーティスト。幼少期をワシントンD.C.で過ごし、現在は雑誌のイラストや大型作品まで幅広く手掛ける。2015年に発表した「FROM BEHIND」は代表作。自然の中にある女性の後ろ姿を水彩画で描いた。自然に存在する美や豊かな色彩を主題にする彼女の作品は海外でも評価されている。