
Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #13
Home sweet home 2
Contributed by Mizuki
Trip / 2023.02.08
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。
#13
パティシエのインターンから家に戻ったホストシスター は休む間も無くまたキッチンへ戻った。「何を作るの?」と尋ねると、「Mizukiの誕生日ケーキ!」と答えた。私の誕生日はとっくに過ぎていたが、一緒にお祝いできなかったからと言って作業を始めた。


完成したのがコレ!ピスタチオケーキ
見た目も味も完璧だった。パン屋で働いているとは言え、正直ここまでの腕前だとは思っていなかったので驚きだった。私がピスタチオが好きなことを知ってこのケーキにしたらしい。美味しかったな。 Merci♡(ありがとう)
この日は平日でホストペアレンツはお仕事、ホストシスター達は学校の準備などで、それぞれがいつもの日常を送っていた。私がいるからと言って特別いつもと違うことをするのではなく、普通の日常をただ一緒に送った。私はそれが何よりも嬉しかった。なぜなら前回の留学生活に戻ったように、また家族の一員になった気分になったから。

お気に入りのソファーでフランス映画。

作業の邪魔をしてくる新入りネコちゃん。
ホストマザーも仕事から戻り、久々に再会することができた!久々と言っても前回の留学以降一番会っていたのがホストマザーかもしれない。彼女はキャビンアテンダントで仕事で日本に来る機会が何度かあった。もうベテランCAさんだが、常に若々しさを保っていて綺麗なお母さん。彼女の特技は料理で、ロングフライトでお疲れの中、早速手料理を振る舞ってくれた。


トマトのキッシュ
フランスは油っぽい料理が多い印象だが、彼女の作る料理はベジタリアンで野菜が中心。それも彼女の若さを保つ秘訣なのかもしれない。一年フランスにいてあまり太らなかったのもそのおかげかもしれない。(だから今回は気をつけなければ、、、)
この日の夜はホストマザーの両親の家でディナー。車で10分もしない所に住んでいて、5年前もよくお世話になっていた。週末などはよくそこに集まり家族皆で食事をしたのを覚えている。日本では距離的な問題はあるが、時間的にもおじいちゃんおばあちゃん含めて家族揃って食事をする機会は少ない。だからなおさら私にとってそんな家族の時間が一層素敵に思える。

おばあちゃんのプロヴァンス風キッチン。
フランスに着いたばかりの頃はきちんとした食事があまり取れていなかったが、ここに来てからはしっかり食べている!この日もお腹いっぱいに食べた。皆の心のこもった手料理が食べられて幸せだった。
滞在時間は少なかったが、ホストファミリーとの再会はとても意味のあるものだった。何よりも私たちの関係が5年前と変わっていなかったことに感動した。それが今回の里帰りで確認できた。
フランスで一人暮らしする私にとって、「帰れる場所」があるのはとても大きい。
そんな彼らに成長した姿を見せられるよう今後の留学生活も頑張っていきたい。

一人暮らし用にキッチン用具を沢山譲ってくれた。
À bientôt!
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Mizuki
東京の大学に通う21歳。純ジャパフレンチガール。生まれも育ちも日本、フランス語経験もゼロだったが、16歳でフランスへ留学。大学生となった今、再びフランスに留学中。慌ただしい日本の生活とは異なり、時間がゆったり流れる「バカンス大国」=フランスならではのライフスタイル、人生の楽しみ方、について留学体験と共に発信中。趣味は食べること、ダンス、ボクササイズ、ワイン(詳しくなりたい)。









































































































































