ミラノでの再会と別れ

Mamma mia! #147

ミラノでの再会と別れ

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2023.02.14

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。まだまだ厚手コートは手放せないけど、日中はだいぶ暖かくなってきたここ最近。今回は、久々の友人との再会に胸を躍らせたり、母国へ帰る友人とさよならしたり。


2月に入ると急にぽかぽかしてきたイタリア。
そして、見上げた空はこんなにも美しかった。


久々に通りすがったDUOMOの真下。


そういえば、先日友人がお隣の国から遊びに来てくれたので会いに行ってきた。
本気を出せばすぐに会える距離なのに、パンデミックや私の滞在許可証問題(滞在許可証がないとイタリアから出ることができない)が勃発するため、なかなか会うタイミングがなかったのだ。ちなみに滞在許可証問題はいまだに解決しておらず、解決しないこの状況に慣れてしまった(笑)。

そうそう、その友人と最期に会ったのは、2019年夏のパリ。
私がマルタに住んでいた時に、パリで落ち合ったのだ。
夏のパリ&初めてのパリで、高揚感に包まれたまま夜遅くまで飲み明かしたのを覚えている。

ということで、久々の再会に心を躍らせながらやってきたミラノ。
待ち合わせは、ヘアサロン。
髪を切っているというので、そこへ向かうことにしたのだ。



外から見たヘアサロン。ただでさえ実にわかりにくい。


そして、サロンは見つけられたのに、おしゃれすぎて中への入り方が分からず、建物のエントランスでドギマギする私(笑)。←場所はわかるのに、入り口が見つからないのはイタリアあるあるだと思う。
さらに、到着したにもかかわらず、ちょうど午前の営業時間が終了してしまい、友人は近くのバールへ移動していた。

その連絡がタイムラグで【ドギマギ】した後に届いた(笑)。
すぐに地図を開き、友人の待つバール(徒歩1分)へ向かい、ようやく落ち合えたのだ。

今思えば、彼との待ち合わせ場所はいつも奇想天外だ(笑)。
おしゃれスポットだったり、コアな穴場スポットだったり、
独特で、エキサイティング。
こんな風変わりな待ち合わせを私は結構気に入っているのだ。

さて、今回の再会だけど、彼は一切SNSをしないので、余計にキャッチアップのしがいがあった。
お互いに起こったことを端的に伝え、あとはランチから夕食まで、ずぅ〜っとたわいもない話をして過ごした。
そして、久々すぎてワインを飲みすぎてしまい、夕食のあとはすぐに解散することに。
ほろ酔い気分向かったメトロの駅。
久々に会えた喜びと充実感で、なんだかフワッとして最高に幸せだった。



アペリティーボにやってきたバーラウンジ。居心地良かった。


そして、その翌日は語学学校のクラスが同じだった友人が母国へ本帰国するということでランチへ行くことに。



チャイナタウンにある@chateaudufanへ。美味しくて、コスパが良くて、清潔感もあるので、日本人にもオススメ。




JANEに本場の食べ方を教えてもらいながら食べた小籠包。肉汁たっぷりで美味しかったー!!


帰国する友人に、「元気でね、またどこかで会おうね!」
とポジティブな言葉を交わし、お別れした。
彼女は(確か)高校生の時にミラノに住んでいたので、きっとまたミラノで会えるような気がしている。



焙煎コーヒーが楽しめる@cafezal.milano 、オーダーしたことがないのでお味は謎だけど、€4でKOMBUCHAも飲めるらしい。このバールはミラノに2店舗あって、焙煎コーヒーが楽しめるのはここではなくPorta Venezia近くの店舗なんだとか→(via Viale Premuda 14, 20129)




コーヒーショップからの帰り道。


寒くなってきたのでそろそろ帰ろう!

では、また来週



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