Between the waves #65
暇が好き
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2023.03.10
#65
ダイニングから見えるこの景色がすっごい春っぽくて今日は朝からいい気分。
季節的には12月から夏に入る今の南半球は、どこに行っても色んな花が満開で絵になる風景。
オーストラリアに来て大好きになった紫の花が咲き乱れるジャカランダ。
オーストラリアの桜的存在でこの時期は各地でジャカランダフェスティバルがある。
この間、仕事前に海に行ってキラキラした水のなかで泳いで太陽の光を全身で浴びていた。
日中は友達も仕事に行っていて、一人で過ごす時間が多くある中で気づいたことがある。
私は忙しい生活が好きじゃない。特に仕事ややりたくないこと、やらなければいけないことに追われる日々とは無縁の生活をしたいとずっと思ってきた。
1日の中の予定はサーフィンだけ、それだけで十分(笑)
焦ったり、忙しくしていると心に余裕が持てないから。
常に暇だからサーフィンが終わった後もみんな着替えてサッサと仕事に行く中私は波を見ながら芝生で日向ぼっこ。
そこで話しかけてくれる人と他愛もない話をしているとあっという間に1時間くらい過ぎている。
スーパーでもどっちのブランドの食材を買うか悩んでいたら、通りすがりのおじいちゃんにお勧めを教えてもらった上にこの地域のことを教えてもらったり。
とにかく暇なエネルギー、というかのんびりしたエネルギーが周りにも伝わってそういう人やものを引き付けている気がする。
読みたかった本を読む時間も、ストレッチをする時間も、セルフケアをする時間も1日たっぷりあって、何より新鮮な食材でご飯を作って味わう時間が毎日ある。
レンジでチンしたものを食べなくてよくなったし、常に出来上がったばかりの熱々のご飯を食べれる。
こんな生活をしていると日常生活でイライラすること、ムカつくことがほぼなくなった。
イライラしたら体が病になる。
それを知っているだけで「イライラしないことを選ぼう」と選択できる。
自分でコントロールできないものに対してイライラしたり、不安になったりするのは一番無駄。
当たり前のように聞こえるけど、実践できるようになったのはつい最近になってから。
日々学びをありがとー!感謝です。
小波だったけどどこまでも透き通った水でサーフィンするのは何よりも気持ちがいい
最近またハマり出したパスタ、今日のランチはカルボナーラ
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。