イタリア生活4年目

Mamma mia! #150

イタリア生活4年目

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2023.03.07

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。先日、日本から友人が仕事でミラノへやってきたので、ちょこっと会いに行ってきた。


楽しみすぎて、少し早めに到着した待ち合わせ場所。
私は、スカッと晴れた空を見ながら友人の顔を思い浮かべていた。


待ち合わせ場所、CAIROLI駅(だった気がする)。


「もう10年以上も会ってないかも・・・・・・」

実際には5年ぐらい前に道端でバッタリ会ったことがあるんだけど、ミラノでの再会となるとつい誇張して考えたくなる(笑)。

そんな風に懐かしい思い出に浸っていると、メトロの階段を上がってくる友人が見えたので、駆け寄った。

久々に会う彼は、相変わらずで、何も変わっていなかった。
ただ、お互いに「年を重ねた感」が、嬉し、恥ずかし、そんな感じだった。

そういえば、最近日本もオープンになったからなのか、友人から「イタリア行くからご飯しよー!」と連絡をもらうことが多くなった。
この3年間、パンデミックで日本人が恋しかったので嬉しいニュースだ!!

さて、今回再会した友人も昔イタリアに4年ほど留学していた経験があるから、イタリア文化やイタリア人、イタリアの食について私が説明する必要もなく、ローカルっぽい感覚で、スムーズに共感と会話が成り立った。

「普通に日常生活ができるようになると、勉強しなくなるよね、少なくとも俺はそうだったな」
と彼。

ズバリ、その通り!

私も2年目、3年目になるにつれて、実際に勉強する時間が減っている。
この一言が当てはまりすぎて、勉強を怠けている自分に戒めを感じた。

でも、きっと大半の人間がこれに当てはあまる気がする。
難しいよね、少しの時間でもいいから毎日長く続けることって。

病院や役所での手続きなど、特殊な会話は別だけど、日常生活がおくれるレベルになると、ついつい勉強しなくてもいいかな、という怠けた自分が出てきてしまうから。

この間、歯医者に行った時がそうだった。
歯医者で初診の問診票に記入するとき、ほとんどの言葉がわからなかったから受付の人が付きっきりで説明してくれた。そして、治療の説明もなんとなくは分かっても深くは理解できず苦労した。

ということで、時間を作ってできるだけイタリア語の勉強をしようと思った。
と同時に、語学学校のコースがまだ4週間残っていることも思い出した(笑)。
年内には卒業できるようにしたい。


これ目標!



イタリアのウェブマガジンに載っていたおすすめのトラットリアへ友人と夕食を食べに。メニューによって味に差があるのでご注意を(笑)!



食後のティラミスが美味しかった!



友人からの愛のあるお土産。日本米5kgとじゃがりこ。何をもらうよりもこれが一番嬉しい! と思うぐらい日本の米は美味しい!



帰り道の空。もう春だな。




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