
Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #16
MGBとの出会い
Contributed by Mizuki
Trip / 2023.04.05
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。
#16
新学期が始まり本格的に授業がスタートした。まだ「バカンス」気分だった私も毎朝8時に始まる授業のせいで「スクールモード」に切り替えざるを得なかった。← フランスの大学が8時スタートなのは意外だった!笑

キャンパスの様子。

今学期登録した授業は合計7つ。流石に7つ全てをフランス語で履修するのは無理があると思い、そのうち2つを英語で行われているクラスにした。それらは Management and Global Business という経営学部のクラスで “MGB” と呼ばれる。
この日は初のMGBのクラス。早めに教室に着いた私は一人で席に着き授業が始まるのを待っていると、何人かのフランス人学生が英語で話しかけてきた。
“What’s your name?”, “ Where are you from?” と。
正直私は驚いた。なぜなら高校時代の留学も含め、正規の学生が自ら私に話しかけてきてくれたのが初めてだったから。しかも英語で。
「エミリーパリへ行く Emily in Paris」(Netflixのドラマ) で仕事で海外からフランスにやって来たエミリーが同僚との人間関係構築に苦戦するように、フランス人と友達になるのはそう簡単ではない。特にエミリーのようにフランス語を話さない外国人にとってフランス人コミュニティーに入っていくのは至難の業。なぜなら、フランス人はフランス語に誇りを持っていて英語を話すのをあまり好まないと言われている。また、フランス人は一般的に英語があまり得意ではない。これは極端な例かもしれないが、私の経験上あながち間違ってはいないと思う。
でもMGBは違った。むしろ皆フレンドリーであっという間に仲良くなれた。
彼らと話していくと、MGBの生徒は皆、国際的なバックグラウンドを持っていることがわかった。フランス出身ではないがフランスに正規の学生として勉強しに来た生徒や、留学又は海外でのインターンシップの経験がある学生が揃っている。これらの正規の学生に加え、私を含めた留学生もこのクラスを受講している。たったの36人の少人数クラスで、三分の二が正規の学生、三分の一が留学生というような割合。
フランス(パリ、マルセイユ、レンヌなど)、モロッコ、レバノン、スウェーデン、エジプト、イタリア、イギリス、カナダ、ドイツ、韓国、中国、バリ島など様々な国や地域からの生徒がいる。また、去年留学生としてリヨン大学で勉強していたが今年編入して正規の学生になったニューヨーカーもいる!
このように様々な国や文化からの生徒が集結したのがMGB。そんな国際的な環境に憧れて留学を決意した私にとっては、夢のようなクラスでしかない。
授業後、早速ある生徒がみんなでランチを食べないかと提案してくれた。ということで初めて大学のカフェテリアへと行ってきた!「美食の国フランス」。カフェテリアのクオリティーはどうだろう?
大学のカフェテリアについては次の記事で詳しく紹介したい☺︎
今日もまた新しい出会い。彼らとのスクールライフ、楽しみだな。
À bientôt!
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Mizuki
東京の大学に通う21歳。純ジャパフレンチガール。生まれも育ちも日本、フランス語経験もゼロだったが、16歳でフランスへ留学。大学生となった今、再びフランスに留学中。慌ただしい日本の生活とは異なり、時間がゆったり流れる「バカンス大国」=フランスならではのライフスタイル、人生の楽しみ方、について留学体験と共に発信中。趣味は食べること、ダンス、ボクササイズ、ワイン(詳しくなりたい)。









































































































































