ペンとノート

Life is a journey #19

ペンとノート

Contributed by Daijiro Inaba

Trip / 2023.04.07

メガバンク、人材系コンサルファーム、教育系ベンチャー、スポーツチーム、会計事務所で仕事をしてきた葉山在住のDaijiro36歳の「生きる」を考える旅。どこまでもオープンに、幸せなこともしんどいこともモヤモヤすることも恥ずかしいことも晒しながら、旅を綴ります。

#19


すっかり春めいてきた。葉山ではビーチサンダル姿のナイスミドルを見かけることも増えてきた。


森戸海岸にて


今回は、素人ライターとしてのDaijiroの話。

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1.書くことについて
2.書けない時期
3.ペンとノートと旅
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1.書くことについて
毎日ノートを持ち歩いて、脳裏によぎったことを書き出している。ハードカバーにA5版のノートを入れて、立ちながらでも机がなくとも書き出せる状態で持ち歩くのがお気に入りだ。


近所のお気に入りカフェ、楚々


書いている内容は決して立派なことじゃなくて、ただただ純粋に感じたことや、忘れたくないことなどを書き出すようにしている。
ちなみに、ノートに書く行為を他人に勧める気はない。
消耗品だから買い足していかないといけないし、コーヒーをこぼしたら何を書いてたかわからなくなるし、最終的なアウトプットにPCを使うなら二度手間になるし。


AMIGO HOUSE@逗子のトイレマーク


僕がノート生活をやめたくないのは、ノートに書く行為自体が楽しくて、興奮するから。あと、自分自身との対話ができるからだ。
ノートに書き出した文字を目視するたびに、LittleDaijiroが話しかけてくる。

「何が言いたいの?」
「なんでこんなこと気にしてるの?」
「矛盾してないか?」
「これって、本当に思ってる?」
「これは面白いな、もっと聞かせろよ」

といったように。


ERI SUMITOMOセレクトの照明に妻が装飾


かしこまった言い方をすると内省とか振り返りとか、表現の仕方はあるのかもしれないけど、いずれにしろもう一人の自分とエキサイティングな対話ができるペンとノートってアイテムは、僕の生活には欠かせないものになっている。


一色海岸



2.書けない時期
書くことが大好きな僕だけど、書きたくても書けない時期がある。著名な書き手が言う「筆が止まる」ってこうゆう経験なのかな? と素人ながら思ったりしている。「Writer’s Blockかー」とか言って、自分を慰めている。
立派なことを書こうという意気込みはないから、言葉を選ぶ必要もない。なのに、書けないってゆう不思議な感覚。
書けない時期は、2-3か月続くこともある。


今年はフットサルイヤー!


逆に、書きたいことだらけでペンが止まらない頃ってどんな状態なんだろうと思い返してみると、2パターンあることに気がついた。
一つは、色んなことに不満や不安がある状態。解消しきれないことがあるたびに、無心になってノートに書き出して、何度も何度も言葉にして、それを見ながらアクションプランを練っていた。僕の原動力の一つは、不満や不安なんだってことに気づいた。


ビブス着せてもらったつきみ


もう一つは、こうありたいなって思う自分像が見えているとき。なにかそのヒントになりそうなことを常に探していて、人と会った帰り道は決まってノートを広げて無心になって書き出していた。LittleDaijiroが話しかけてくるような感覚で対話しながら書いていたこともあった。


怖くて尻尾がさがっているつきみ


書けない時期の正体は「自分をあきらめている状態」なのかもしれない。


3.ペンとノートと旅
ノートにいるもう一人の自分は、歯に衣着せぬ物言いで、言いたい放題返してくる。
周囲がどのように変わろうと、環境がどれだけ変わろうと、ペンを握れば、いつだってフィードバックは返ってくる。


神奈川県立近代美術館 葉山館を散策①



神奈川県立近代美術館 葉山館を散策②


「自分らしく生きる」とか、少しうさんくさいと思っていたけど、ほんの少し本性が見えた気がした。
自分らしく生きるってきっと、自分をあきらめずに、もう一人の自分の声に耳を傾けて、その直球のフィードバックを受け入れ続けることなんだ。
ペンとノートにまた気付きを与えてもらった。


葉山の夕日


ノートは、僕にとっては、もう一人の自分だ。
ペンを握れば、LittleDaijiroが話しかけてくる。
僕の人生の旅には、ペンとノートが欠かせないんだな。

Life is a journey!


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