あるべきところに、あるものと

To Me, Somewhere in the World #74

あるべきところに、あるものと

Contributed by Yoko

Trip / 2023.04.12

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。日本国内の旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#74


北海道、見慣れた道を歩いて帰路に着く。はじまったW首長選挙の報道、選挙権はないけれど、やはり地元の今後の行き先は気になるのであった。その後、流れでBGMのように昼夜問わず見続けているテレビ。都会よりも短いニュースの時間帯(上京してローカル番組に切り替わらないことを知った時は衝撃だった)、変わらないローカルのコメンテーター、タレント、番組、コーナー。変わったものはあるけれど変わらないものもあって、そういうところで地元を感じたりする。


期日前投票の帰りに友達と遭遇、長野。


ここでのスポーツと言えば野球。ファイターズ。もちろん個人的に推しているバスケ(レバンガ)、ようやくV1に昇格したバレー(ヴォレアス!やったー)、道東へ行けばホッケー、その他フットサル、3x3など、地域のスポーツチームは数あれど、少なくとも札幌では野球を応援している人が多い気がする。夜のメイン時間帯のテレビも野球。地元で応援していたころ選手だった方たちはコーチや監督になられていて。新庄監督はもちろん、特にひちょりさんが真面目にコーチャーやっている姿におもしろみ……いや感動さえするのであった(大好きな元選手)。そして、そのニュースについて解説するのは当然に杉谷さんだったりして、そうだここは北海道、とまたもや思うのだ(以下、繰り返す)。




バスケを見てからチョコミントパフェ(最高)。


極め付けは、「XX山(地元の山)登ってみたら?(笑)」。ドクターと話す機会があり、運動不足(笑)の件について話していると、「毎日ラジオ体操してもいいし……あ、XX山でも登ってみれば良いと思いますよ」と言われたのだ。そのワードが出た時点で、かぶせるように爆笑してしまった。急な地元ワード。学生時代に部活で登ったりしていた山だったので、「いつの時代の話をされているんだ」とひとり時代を引き戻されつつ、ああ、ここは地元なんだったと思い直して。勝手に一人で面白かった。


さてどうしたものか、の図(祖母にもらった)。


今回の北海道は、久しぶりに暮らすような滞在。期間も環境も、それほど詰め込まずゆっくり。ただ、そういう環境の方が、いつも緊張している環境の反動で案外疲れが出るらしい。そんな話を聞いてやけに納得したので、さらにゆっくり過ごすつもり。あ、でもいったん北海道出るんだった(国際線)。それはそれで、楽しみ。



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