Between the waves #79
ノープランな出会い
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2023.06.05
#79
頭の怪我でサーフィンができない日が続いた6日間。
6日ぶりに入る海は気持ち良すぎて、気付けば朝3時間、夕方3時間。2日間で合計12時間も海に入っていた。
こんがり焼けた肌にクルクルのブロンドヘアーが似合うサーファーボーイに
「まさか朝からずっと海にいたの? 朝もここでサーフィンしてるの見かけたよ!」
「それが出来たら最高だね! だけど私そんなにcrazyじゃないんだ 笑」
なんて会話をして笑い合った。
太陽が海に沈む前の30分ほど、海が柔らかいオレンジ色に染まった。海の中にいるみんなのムードも最高だった。
「そういえば今あの崖の上にあるUluwatu surf villasに友達と泊まってるんだけど、サーフィンの後よかったらプールにおいでよ! 冷蔵庫にビールもあるし景色も最高だよ!」
仲良くなったさっきのサーファーボーイに誘われて、サーファーなら誰もが一度は泊まってみたいsurf villaへ。
ウルワツのビーチにプライベートアクセスができて、プロサーファーや著名人が泊まる高級ヴィラ。
多分、一泊◯十万くらいする(笑)
こんなことする予定は全くなかったけど面白そうという直感だけでついて行ったら想像を超えた場所、人たちだった。
彼も、その友達も試合に出るレベルのサーファーたちでライディング映像を見てるだけで興奮する上手さ。
こんな面白い出会いが普通に起こるのがバリマジック。
そしてみんなwelcomeなバイブスが溢れているから、こういう時のために予定を空けておかないといけない。
空いたスペースには必ず何か良いことが入り込んでくるって昔誰かも言ってたな〜。
サーフショップに荷物も置きっ放し、バイクも遠くの駐車場に停めっぱなしでビキニのままサーフボード片手に夜まで遊んでた。
ビールのせいでほろ酔いになって、楽しい余韻が続き、頬が痛くなるまで笑った夜。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。