どこよりも太陽が似合う島

Between the waves #85

どこよりも太陽が似合う島

Contributed by Miki Takatori

Trip / 2023.09.04

ひとつの場所に留まることが苦手で、さまざまな国を転々と旅してきた高取美樹さん。それぞれの場所で、暮らすように旅を続ける彼女が切り取る、何気なく、そして特別な瞬間。

#85


7月に入って10日以上大雨が続いた。

バリ各地が洪水になるほどで、乾季真っ只中の7月にこんなたくさんの雨が降るのは珍しく
バリに住んでいるみんなのインスタグラムのストーリーが

「太陽が恋しい!」
「この雨、いつ止むの!?」
「I’m feeling so dpressed… (雨降りすぎて病んで来たんだけど…)」みたいな内容で

やっぱりバリに住むみんなは、太陽がないとどこか元気がない様子だった(笑)


この1週間は冬みたいで、サーフィン後には熱いシャワーを浴びないと凍えるほど寒い。
パラダイスな天気に慣れすぎて、雨の日の過ごし方がわからなくなったのが正直なところ。

やっと太陽が戻って来た日には、みんな待ち侘びていたかのように1日中ビーチで過ごし、太陽のありがたみを感じていた。

他の国では、1週間以上雨でもみんな普通に生活しているのに、バリで10日以上雨だとみんな非常事態みたいに落ち込んでいるから、最後の方は笑っちゃった。

キラッキラの太陽とサンセットがどこよりも似合う島なんです。

そして太陽が戻ってきたと同時に波が最高に良くなった。

It doesn’t take much to be happy, we just need the sun and good waves.
(幸せになるのに大したものはいらないんだよ、太陽と最高な波だけで十分)

ってサーファーは口々に言っていた。

スウェルが入り続けて毎日3-4ftは必ずある。このために雨はみんなを休憩させていたのかもね。

そんな私は雨が降り続いた週、久しぶりに高熱を出して数日ベッドで過ごしていた。
周りの友達も体調を崩した人が多くて「バリのGodたちの計画だよー」なんて言って笑った。


We missed you, sun!



スカッと晴れた日が戻ってきて、この日の朝は子供みたいにはしゃいだ







新しく見つけた近所のカフェ、写真の料理はその名もPizza Omlet



Miki



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