Beginning of my new Life #3
初めての学校&友達in USA
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2023.09.27
今回からは番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け。
アメリカに着いて2日、私がこれから一年間通う高校にて交換留学生を集めた会を行うという。初めての転校みたいな不思議な気持ちになりながら、ホストファミリーと車に乗って学校へ向かった。
アメリカでは日本でいう始業式や終業式やホームルームがないため、学校が始まると何の紹介もなく授業が始まるため、学校側が交換留学生へ学校説明をしてくれる日であった。
そこに集まった留学生は私含め計4人。
約2000人の生徒が通うというこの学校で、私たち4人はこれからどうなるのであろうか、というような感じであった。それぞれのホストファミリーと先生達でテーブルを囲んだ。モルドバ人1人と韓国人2人と私。モルドバという国を知らなかった私はこの子が何人なのかを半年後くらいにようやく理解できたと思う。今思い返せばこの子達がいなければ私はこの留学生活を乗り越えられていなかったとも言える。いわゆる戦友であった。
アメリカでの高校生活大戦。この日の私は英語でのコミュニケーションもままならず、周りで起きている会話をほぼ理解できなかった。しかしホストファミリーや先生たちのウェルカムな温かさを感じた。
自己紹介を終えた後は校舎案内。
韓国人の子に話しかけてみたりしながら、校舎を回る。その時の私には校舎は迷路のよう。でも同時に“憧れの”アメリカの高校にとても感動していた。真ん中にあるカフェテリアを中心に番号で教室が分かれている。ホームルームがないアメリカでは、クラスごとに教室を移動しなければいけない。
いざ学校が始まって思ったことは移動時間が5分しかない中で、トイレを済ますこと、2000人の中での教室移動は想像以上に難しいということだ。1日4教科あり、学期ごとに科目が変わる。主要科目以外は自分で選択科目を選べるというものであった。私は最初の学期にバンドクラス、数学、アメリカ史、英語であった。音楽が好きで日本ではバンドでベースを弾いていたため、同じような活動がしたいと思い、バンドクラスを選んだのだが、学校が始まってみると想像していたバンドではなく、オーケストラのクラスであった。
学校が始まるとそのようなハプニングが待っていたが、とても面白かった。とにかくそんな学校生活が始まるまでの数日間をワクワクしながら待っていた。この一年間過ごしたアメリカの学校は、日本の学校での6年間と同じくらいに長く感じ、そして一瞬であった。
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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。