春が春すぎ北海道

To Me, Somewhere in the World #124

春が春すぎ北海道

Contributed by Yoko

Trip / 2024.04.10

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#124


行くのは北なのにやらかした、と久しぶりの羽田空港(いつも成田)で急に心配になった軽装で向かう北海道。着いてみれば春かと思うくらいの暖かさでびっくり。普通なら、北海道の4月はまだまだ寒いはずだから。どうも着いた日から急に気温が上がったようで。もちろん道端にしっかり雪は残っているけれど、ぽかぽか春のような天気で驚きだった。


いつかの季節に。札幌。


しかしこれでは、いつもは存在しないはずの花粉が居ついているのではなかろうか。いつもより顔周りの調子が怪しいゆえ。マスクは北海道でも手放せない。


推し活その1。観戦のお供にピザを1P。


今回もバスケの推しを推しに札幌へ。1日目は一人で、2日目は友達と二人で観戦。帰りに一緒にお茶をしようと、バスケ会場近くのカフェに初めて入ってみた。おそらく7年で100回以上は来ているであろう会場のすぐそばのカフェ。

暮らす街からうんと離れた場所には何度も行くのに、うんと近い場所に行くのは、その存在を知ってからおそろしく時間が経ったあとでびっくりする。近くにあるものより遠くにあるものの方が魅力的に感じるのはなぜなの。近くにある行ってみたい場所に行くのは、どうしてか最後になってしまう。


カフェタイム。


ソフトクリームを食べながら、他愛もない自分たちの近況や共通の友人の近況、現実的なあれこれを話し、共通の悩みで共感するなどして過ごす時間。思ったことを他意なく話せる、気のおけない関係のありがたさ。長野ではない場所でもこういう時間が持てることを本当にありがたく思う。また遊ぼう。




.dotoの立派なコーナー。新千歳空港。


今回は札幌だけ。道東や道南にも行きたい……と思うたびに、なぜ道東と道南は同じ北海道内なのにここまで遠いのか(最短ルートだと道内で飛行機を乗り継ぐ必要がある)とやや絶望する。どちらも大好きな場所。きっと一般的には地の果てのように遠く思われていそうな場所だけれど、とても近くて恋しすぎる場所なのだなあ、これが。近いうちに行かねば(本当は今回行く予定だった)と思いつつ、新千歳空港で道東の香りに触れて、搭乗した。

それにしても最近、LCCで自動的に割り当てられる席が「翼の上」ばかりな気がする。今日は緑のツバサで。そして次に乗る飛行機も、北海道行き予定。もちろん、来月(笑)。


推し活その2。東京にて。

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